くらしの宿Cocoroのブログ

岐阜県郡上市にあるオーガニックな農泊「くらしの宿Cocoro」。農のこと、古民家くらし、まだまだ続くDIY、そしてネコ。日々のアレコレを綴ります。

「GoTo」の価値観から【新しい旅のカタチ】を考える

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。今日は三連休の中日ですね。にも関わらずご予約がなかったので、こうしてせっせとブログを書いてますよ。アハハハハ〜(笑)

 

いや〜、ちっとも笑い事じゃないんですけどね〜。でもジタバタしてもどうにもならないし、こんな不安定な時期に各地からたくさんお客さまがいらっしゃっても、それはそれで気を遣うしね。

 

そんなコロナにあえぐ宿泊業者を救おうと思ったのか、はたまた関連団体にお金を落とそうとしただけなのか、実態はよく分からないけど始まったのが「GoTo」。そしてここへ来て見直しですってよ。

 

GoTo見直し 「提言」で一転 - Yahoo!ニュース

 

理由は後で述べますが、『くらしの宿Cocoro』は当初「GoTo トラベル」には参加しない方針でした。でも結果的には「GoTo トラベル」に参加することになっちゃいました(汗)

 

それは大人の都合というか何というのか、ゴニョゴニョ。要はワタクシたちが加入しているある団体があって(観光協会のようなものだとお察しください)、そこが全加入者に「GoTo トラベル」への参加協力を求めたのですね。

 

ま、そこで「い〜や、うちは断固反対じゃ!」などと声高に叫ぶこともできず、最終的には自分の意思で申請したわけなんですが。

 

ワタクシたちが「GoTo」に参加したくなかった理由は2つあります。1つはあまりにも不自然なお金の流れがバレバレだったから。たとえ自分が一時的に得をしても、長期的・社会的に見たらこれダメだよね、という政策は支持したくないですよね。ましてや特定の事業者に多額の税金が投入される政策なんて、まっぴらゴメンです。

 

そしてもう1つ。実はこっちのほうが大事なんですけど、それは「GoTo」がコロナ以前の価値観の続きだから。ポストコロナとかアフターコロナとか言ってるわりには、やってることが今までと同じじゃん、ちゅーか推進してるじゃん、という違和感です。

 

 

コロナ以前の価値観をひと言でいってしまうと、お金と消費っていいよねという価値観です。旅行で考えてみると、

  1. 大勢の人を飛行機に乗せ、短時間で多くの名所を回る。
  2. 贅沢とされる食べ物は牛、カニ、エビ、アワビ、お酒。
  3. そして大量の買い物をする。

これをGoTo語に翻訳すると1→GoToトラベル、2→GoToイート、3→地域商品券 になります。まー、分かりやすい。

 

果たしてそんな旅を終えた後に、一体どんな大切なものが残るんでしょうか? 旅行者と彼らを受け入れる側の人。どちらもクタクタに疲弊しただけです。

 

 

双方の疲弊はなにが原因だったのか。それは今までの旅が単なる消費だったからだとワタクシは考えています。ワタクシたちが農家になって分かったことがあります。それは人は消費よりも何かを生み出すほうがずっと幸せだ、というシンプルな事実です。

 

ちょっと話がズレますが、ネットにあふれるブログや各種のデータベースもそうです。ブログで収入を得ている人は違うのかもしれませんが、多くのブロガーは収入目的というよりは、自分が持っている知識や技術を他者に伝え、誰かの役に立ちたい、という想いで書かれているんじゃないかと思われます。このブログにもそういう部分があります(もちろん宿の宣伝という面もあります)。

 

誰かが莫大な時間をかけて作り上げ、生み出してきたものの集積、智恵、技術。それが他者の助けになったり、新しいことを始めようとする人の背中を押してくれるわけです。ワタクシがDIYを始めた時がまさにそうでした。

 

これって今では当然ですけど、インターネットが世に出だした頃、ワタクシの経験では90年代初頭ですが、そんな時期には「自分の知識を無料で提供する人間がいるはずがない」と本気で冷笑されていたんです。ノウハウや智恵などは、お金を払ってしか得られないものなのか。無償でそれらを提供することは夢物語なのか。25年くらい前に友人とそんな会話をした記憶もあります。

 

でも今を見ると、たった25年でその価値観が変わってしまったことが分かります。その古い価値観を履がしたのが「生み出す喜び」だったのですね。そのことに気づいたから、ワタクシたちは友人や周りの人たちに「小さな農家になれ〜、小さな農家になれ〜」と呪文のように言い続けてきたのです(笑)

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

話を戻しますと、そんな「生み出す喜び」をどうしたら旅に落とし込んでいくことができるのだろうか。そんなことを『くらしの宿Cocoro』を始める前から考え続けてきました。

 

その時に思いついたのが農泊というシステムです。旅行者と一緒に農作業をしたり、ご飯を作ったり、ワラをなったり、薪を割ったり。同じ作業やくらしを共有して「生み出す喜び」を味わってもらおうと思ったのです。

 

そしてその「生み出す喜び」を一気に郡上全域に広げちゃったのが、才女・木村聖子ちゃん。彼女の考えた『郡上スゴロク』です! 聖子ちゃんの言葉を借りると郡上スゴロクとは訪れる人 と くらす人 が共に創り育てる旅」です。いや〜、まさに美しい詩のようだ。

 

camp-fire.jp

 

彼女はずっと郡上のゲストハウスや郡上への移住を引っ張ってきた人なんですが、彼女の素晴らしいところは視点の深さと広さだと思います。ワタクシが考えてることなんて、自分とその周りだけでまだまだやなぁと実感します。

 

そんな聖子ちゃんが郡上スゴロクがウェブサイトを作るために現在クラウドファンディングに挑戦中!

 

と言いますか、今夜でプロジェクト終了なんですよね…(汗) ここ数日で盛り返したとはいえ、まだまだ目標達成には遠い状況です。うぅ、もっと早くお伝えすればよかった。

 

でもここまでワタクシの長文にお付き合いくださったみなさんは、きっとヒマに違いない(失礼なヤツやな)。もし良かったら郡上スゴロクのプロジェクトを読んでください! そしてそして。内容に共感してくれたら、ぜひ想いのこもったご支援をよろしくお願いします!

 

ご支援は少額でも多額でも構いません。応援してもらっているという事実がめっちゃ励みになります。もし可能ならこの記事をブックマークしたり、シェアや拡散してもらっても嬉しいです。少しでも多くの方の目にとまればいいなと思っていますので、ご協力よろしくお願いします!

 

プロジェクトのリターンとして、ワタクシたちが自然栽培で育てたお米・イセヒカリもあります。今年のお米は告知前に売り切れてしまったので、うちのお米を召し上がっていただける最後のチャンスです。こんな風に育てているお米です。

 

田んぼはいいよな〜と農家はしみじみ思う。 - くらしの宿Cocoroのブログ

 

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他にも郡上スゴロク仲間たちからの魅力的なリターンがいっぱいです。

 

みなさん、よろしくお願いしまーす!