くらしの宿Cocoroのブログ

岐阜県郡上市にあるオーガニックな農泊「くらしの宿Cocoro」。農業から古民家DIY、そしてネコまで。日々のアレコレを綴ります。

私たちは食べたものでできている、らしいですよ

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。久しぶりのブログ更新ですが、決してサボっていた訳ではありません(キッパリ)。あれをやったり、これをやったりしているうちに、いつの間にか半月くらい経っていたんです。いやー、時間が経つのはホントに早いものですねぇ。な〜んてちょっと詠嘆口調で言ってみましたが、決してサボりをごまかしている訳ではありません。

 

えーと、今回はですね、私たちがこの時期にどんなものを食べているのかをお伝えしたいと思います。

 

この時期って言いましたけど、実は今はちょうど端境期なんですね。

 

端境期って難しい単語ですよね〜。「はざかいき」と読みます。季節が移り替わって、ちょうど野菜が採れない時期のことを言います。農の世界ではよく聞く言葉ですが、漢字で書けと言われてもワタクシ、絶対書けませーん! 

 

スーパーに行くと年がら年中いろんな野菜が並んでいるので、なかなかこの端境期を感じることは難しいですよね。でも私たちは野菜をほぼ全て自給しているので、自分たちで育てた野菜が採れない時は、それはそれは苦労する訳です(涙)

 

で、そんな時期にどうやってくらしているかと言いますと…

 

 

その辺から採ってくる(笑)

 

 

あ、誰かが育ててる野菜を盗ってくるんじゃないですよ! 野草を摘み取ってくるんです。

 

本日の獲物はコレでーす!

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左からウシハコベ、ハルジオン、あずき菜でーす

 

マリーアントワネットが「野菜がないなら草を食べたらいいんじゃなくって?」と言ったかどうかは知りませんが(絶対言ってねーな)、日本人のくらしと野草って、密接な関係があったんですよ。

 

江戸時代には栽培している野菜よりも、野草を多く食べていたというデータがあります。近いところでは戦後に食べるものがなくなって草まで食べた、という話も聞きます。でもこれ、別に緊急事態だったからではなくて、そもそも日本人が野草を美味しく食べる食文化を持っていたからだと、ワタクシは理解しています。

 

そんな日本の伝統にのっとって、という訳では全然ありませんが、私たちはこの時期せっせと野草を採っては食べ、採っては食べしています。

 

って書いていてなんですが、これチョー貧乏でイタい話ですかね? 

 

個人的にはどちらかというととっても豊かな話だと思っているのですが…。ま、いいや。楽しめる人は楽しんで下さい! 楽しめない人は…、ゴメンね。

 

ちなみに今日の料理はこんな感じ。まずはウシハコベからどうぞ!

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アッサリとゴマ和えにしてみました。

 

ウシハコベはクセが全くなくて、ホウレン草よりも食べやすいくらいです。今日はアッサリと仕上げてみましたが、ベーコンや卵など、動物性タンパク質と合わせてコッテリさせても美味しそうです。

 

お次はハルジオンです。

 

このハルジオン、畑に生えるとやっかいな雑草です。タネでバンバン増えるし、根っこは太いし、背が高くなるし、大きく育った茎は固くてなかなかカマでは刈れません。

 

でも食べられるんですよね〜。食べられると分かると、イキナリ呼び名が雑草から野草に変わりますね(笑) そして急にいとおしく見えてくるのは、なぜでしょうかね〜。人間ってホント身勝手ですね〜(笑)

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今日は鰹節とお醤油でさっぱりと、おひたしでいただきまーす。

 

ハルジオンはちょっとクセがあります。春菊をもう少し強くしたような感じかな。でも食べていても口の中はギシギシしないので、シュウ酸は少ないみたいです。栄養価はかなり高そうですね。

 

ワタクシは苦手ではないけど、あまり得意でもない味です。とか言いながら、しっかりいただきましたけど。好き嫌いは先進国にしかない概念だ、と聞いたことがあります。でも実際に食べる物がないと、好きとかキライとかあんまり意味をなさないみたいですね(笑)

 

ハルジオンの食べ方は野草に詳しい方によると「天ぷらがオススメ」らしいのですが、すいません。ちょーっと発言させてもらっていいっすか。

 

天ぷらってね、物を食べるときの最終手段なんですよ。

 

どうしてかと言うと、油を大量に使う天ぷらという料理が、とても不自然だからです。今はお金を出せばいくらでも油が買える時代だけど、あの量の油を自給するなんて、人類の歴史から考えてもほぼ不可能なレベルなんですよ。

 

だから江戸時代の天ぷらって高級品だったんです。そして家康が天ぷら食べすぎて死んだんです(諸説あり)。

 

そんな最終手段をね、軽々に「オススメ」とか言っちゃダメですよ。どうしても天ぷらじゃないと食べられない、そんなラスボスレベルの野草があれば、そんな時は「基本的には食べられないけどどうしても食べたいなら、天ぷらにすれば食べられるよ」と教えて下さい。

 

話を戻して、本日のラストを飾るのはコチラ。

 

あずき菜!

 

郡上の人が大好きな野草です。正式名称は「南天萩」と言います。春に採れるマメ科の野草で、とても美味しいです。

 

ただ、育つ地域が限られているようで(pHの関係でしょうか?)、どこでも採れる訳ではありません。

 

郡上の人は春になると、このあずき菜を採りにあちこちに出かけます。あずき菜が話題に上ることもよくあります。昨日はお隣の奥さんがレジ袋いっぱいにあずき菜を採って帰って来られました。

 

普通は茹でておひたしにするんですが、今回は

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スパゲティにしてみましたよ! ワタクシの数少ない得意料理の1つです。

 

味付けはニンニク、塩、いしるで。食べ終えてからレモンも入れたら良かったなーと思いましたが、これは次の機会に。

 

とまぁ、こんなよく分からないものを食べて、私たちは毎日のくらしを楽しんでいます♪

 

まぁこれを食べているからどうということではなんですが、こういうくらしをずっと続けていると、たとえコロナが来ても生きていけるんじゃないかなー、という安心感がありますよね。

 

大変な時期です。くらしの智恵をつけて、みんなで乗り越えていきましょうね〜。

 

なかなか旅行に出かけるのも難しいとは思いますが、コロナが落ち着いたらぜひ郡上に遊びに来て下さいね。お待ちしてまーす♡