くらしの宿Cocoroのブログ

岐阜県郡上市にあるオーガニックな農泊「くらしの宿Cocoro」。農業から古民家DIY、そしてネコまで。日々のアレコレを綴ります。

楽しい? 大変? クラウドファンディングのこと

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。

 

私たちは今からちょうど1年前の2018年12月に、ここ郡上に引っ越しました。そして今に至るまで、古民家をDIYして農泊を始めたり、新たに畑や田んぼを進めてきたのですが、それ以前は別の場所で専業農業をやっていました。

 

郡上に引っ越そうと決めたのは、さらにその1年まえだから、2017年の年末くらいだったでしょうか。どうしてくらしの宿Cocoroを始めようと思ったのかはまた別の機会にお伝えしますが、私たちが引っ越しを決めた時の最大の問題。それはズバリ

 

お金がない !!

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金は天下の回り物らしいですよ

 

アハハ〜。いや、もうホントにね、こじんまりやってる農家なんてちっとも儲からないんだから(笑) それが無肥料・無農薬とかいってた日にゃね〜、お金ってなんだっけ? それ食えるの? って感じです。

 

それがですよ、慣れ親しんだ土地から引っ越して、古民家を改装してイチから農泊を始めるぜ、とか言ってるわけです。冷静に考えてみるとかなり無謀です。

 

ちなみに移住先の家をとりあえず住めるようにするために改装の見積もりを取ったら、な、なんと800万円オーバー! 私たちには完全に天文学的な数字です…。

 

でもね、私たちはどうしてもこのタイミングでやりたかったんですよ。

 

あるじゃないですか、よし、今だ! って時。移住先の家のコンディションや、改装をする自分たちの体力的、あとは新たに畑を始める気力とか諸々を考えると、今がベストだと感じたんです。

 

でも問題はお金がないってこと。

 

普段はお金なんてそれほどなくても野菜もお米もあるし、全然へっちゃらだぜ〜♪ とか思ってましたが、さすがに今回はね、お金っているんだね…、という感じでした。

 

でも解決策は実にシンプルなんですよ。お金さえ何とかすればいいんです。それが何とかならないから困るんだけど(笑) で、話し合って出た案はこんな感じ。

 

  1. 農家向けの金融機関からお金を借りる案。
    私たちは農家として長年やってきて、そこそこ信用があったので、返済計画さえちゃんと作れば低金利で3000万円(スゲー!)くらい借してもらえる状況でした。

  2. 次は頑張って貯金して、必要なお金が貯まるまでじっと待つという案。
    でもお金が貯まるまで待ってたら、家も少しずつ傷んでいくし、改装がどんどん難しくなっていく…。

  3. もう一つの案はクラウドファンディング。みなさん、もうご存じですよね。こんな取り組みです。

クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。途上国支援や商品開発、自伝本の制作など幅広いプロジェクトが実施されています。

 

クラウドファンディングとは - Readyfor(レディーフォー)

 

自分たちのビジョンに共感してもらえる人から、出資(というか実際には商品の購入なので販売なんですが)してもらい、資金を集める、という仕組みです。

 

私たちが改装費として最終的に選んだのは

1 お金を借りる

3 クラウドファンディング

を合わせたプランでした。改装費の3分の2を借りて、3分の1はクラウドファンディングでまかなおう、と思ったのです。

 

当初800万円オーバーだった改装費も、大きな工事だけ大工さんにやってもらい、あとは自分たちでDIYすることで、750万円まで下げることができました。

 

ちなみにその時に立ち上げたプロジェクトはコチラ! みなさんのおかげで無事目標金額を達成できました! みんな、本当にありがとね〜。

readyfor.jp

 

今回はですね、そんなクラウドファンディングについてです。私たちがどうしてクラウドファンディングを利用したのか、そしてやってみた結果どうだったのかをお伝えしますね。

 

 

クラウドファンディングの目的って?

クラウドファンディングの目的? そりゃー資金集めでしょ。と思った人、ハイ、正解でーす! 

 

私たちもそうでした。でも私たちがあえて手間のかかるクラウドファンディングを選んだ最大の目的は、実は違うところにもあったのです。

 

私たちが最大の目的としたのは、友だちへの引っ越しのお知らせと、郡上に住む方へのご挨拶でした。クラウドファンディングを、引っ越しお知らせツールとして利用したわけです。

 

 本来なら友だちや知り合い、一人ずつに引っ越しの挨拶をしたかったのですが、友だちとお客さんを合わせると軽く1,000人以上。時間も限られてたし、これはとてもムリだ。そう判断して、クラウドファンディングのプラットフォームを使って、みなさまにご挨拶しよう、と思ったのですね〜。

 

なのでプロジェクトを伝える文章も、友だちに向けての内容になりました。今まで私たちを支えてくれたお礼と、これから私たちが目指すことをお伝えして、ご理解を得ようと思ったのです。

 

結果、5,000人以上の方に私たちが引っ越すことをお伝えできました。友だちにも、すでに郡上にお住まいの方たちにも、広く情報が行き渡りました。これはクラウドファンディングのプラットフォームを利用しなければ、たどり着けない人数だったんじゃないかな〜。

 

クラウドファンディングをやってみて

正直なところ、目的が目的なので、最初は金額は達成できなくてもいいや、くらいに軽く考えていました。目標金額は1,500,000円だったのですが、果たしてそんなに支援してもらえるだろうか、という不安もありました。

 

でもやってるうちに、いろんな方から「プロジェクト頑張ってね!」とか励ましの声をいただくわけです。

 

友だちが「プロジェクトに支援をお願いしまーす」とか言って、チラシを配ってくれたりするわけです。それを聞いているうちに、これは達成できなかったら彼らに申し訳ないな、100%の本気で取り組もう、という気持ちになってきました。

 

あと支援してくれる人がメッセージを残してくださるんですが、それもめちゃくちゃ励みになりました。みなさん、もしこの先クラウドファンディングに支援することがあったら、ぜひ熱いメッセージを主催者さんに伝えてあげてくださいね!

 

そんな周りの人たちに助けられて、最終的には1,697,000円ものご支援をいただくことができました。当時の岐阜県の農業部門のクラウドファンディングでは、過去最大の達成金額だったみたいです。今はどうか知りませんが…。

 

 クラウドファンディングのメリット、デメリット 

なにごとにも良い面と悪い面があるように、クラウドファンディングにもメリットとデメリットがあります。これはクラウドファンディングを考えている方には知っておいてもらった方がいいと思うので、お伝えしますね〜。

 

まずはメリットから

まずメリットですが、なんと言ってもたくさんの方に支えてもらえることです。自分たちのビジョンが他の人にも受け入れられているのを実感できることは、今後の活動の大きな励みになります。

 

見知らぬ方に周知してもらえる、というのも大きなメリットでしょう。郡上に引っ越してきて初めて役場に行った時、「ああ、あのクラウドファンディングの人?」と言われました。もう悪いことはできません(笑)

事業をされる方はもちろん、個人的になにか新しいことを始めようとする時でも、その宣伝として利用できますよね。そして自分が思っている以上に、たくさんの方の目に留まります。

 

気になるデメリットは

そんないいとこばかりに見えるクラウドファンディングにも、実はデメリットがあります。一説によるとクラウドファンディングをやった99%の人がそのデメリットを受けているらしいです。それは

 

嫉妬…

 

あいつだけうまくやりやがって〜、という嫉妬の炎をメラメラと燃やす人がいるんですよ。ぼくも実際「楽して金儲けしてる」とか、「調子に乗るなよ」とか言われました。どちらもそんなに親しくない人ですが…。でもそんな人にはちゃんと教えてあげましょうね〜。

 

楽したいならクラウドファンディングなんてやってねーよ(笑)

 

プロジェクトを分かりやすく伝えるための文章作り。

支援してくれた人へのお返し(リターン)の設定。

プロジェクトの進捗状況のお知らせ。

プロジェクト達成に向けた熱意の継続。

お礼の手紙やリターンの発送。

などなど。

 

ハッキリ言って、普通に仕事してるよりめちゃくちゃ大変なんですよ! 準備期間だけで2ヶ月、プロジェクトが動き出してから同じく2ヶ月。リターンの発送に約1ヶ月。1つのプロジェクトを立ち上げてクロージングするのに、半年くらいは軽くかかるんです。野菜を売ってる方がよっぽど楽チンです。

 

それでも私たちはクラウドファンディングをやってよかったな〜と、振り返ってみて思います。それはこの世界に自分たちを支えてくれる人がいるんだ、という事実を知ることができたから。それだけで、ご飯3杯くらい軽く食べれちゃいますよね〜。

 

楽しくもあり、実はしんどくもあるクラウドファンディングですが、みなさんも機会があったらぜひチャレンジしてみてくださーい。とってもいい経験になると思います。あ、あと嫉妬の炎の報告も楽しみに待ってますよー(笑) ぜひ宿で語り明かしましょう。

ご予約はこちらから

 

お待ちしてます♪