くらしの宿Cocoroのブログ

岐阜県郡上市にあるオーガニックな農泊「くらしの宿Cocoro」。農業から古民家DIY、そしてネコまで。日々のアレコレを綴ります。

みんなが知らないお米の作業。そして新米イセヒカリ、販売開始でーす!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。郡上は日に日に寒さが厳しくなってきました。去年まで住んでいたところは、この時期の最低気温は確か6℃くらいだったのですが(それでもしっかり寒かった)、数日前の郡上は、驚きの0.4℃! 結露よけにかけておいたブルーシートに、見事に氷が張っていました。同じ岐阜県なのに、なんだこの違いは!? 人も野菜もビックリです。

 

さて、農家がつたないブログを始めて1ヶ月が過ぎました。ってもう1ヶ月も経ったのか〜。早いな〜。農作業が忙しくなるとなかなか更新できないな〜。もうちょっと頑張らないとな〜。

 

そんなくらしの宿Cocoroのブログですが、アクセス数は1500を突破しました! 

 

って、この数字が多いのか少ないのかは全然分からないんですが、いつもお付き合いをいただいているみなさま、本当にありがとうございます。たまにはみなさんのお役に立てる文章を書きたい、と思っているんですがね〜(汗) いつもいつも駄文を書き散らかすばかりで、ホントすいません。

 

で、タイトルにもありますが、ようやくお米が収穫できました!

 

この勢いで新米の販売をいたしまーす! 

 

お米が取れると、農家って本当に嬉しいんですよ。何より、これで来年もご飯が食べられる、という安堵が一番大きいです。私たちは野菜やお米を買うことがほとんどないので、お米が取れないと翌年食べるものがなくなってしまうのです…。

 

というのはやや大げさですけど、毎年それくらいの気持ちでお米を育てていますよ〜。田植えから稲刈りまでの流れは、コチラの記事をご覧ください。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

この時の作業は稲刈りをして稲架(はさ)かけをしたところで終わっているのですが、その後には、こんな作業が待っています。実はこの一連の作業って、みなさんあまりご存じないんですよね。稲刈りして稲架にかけたら満足しちゃうからだな(笑) では順番にご説明しますね。

 

1 脱穀

稲架かけして乾燥させたお米(モミ)を、ワラから外す作業です。

 

稲架かけは晴天が続けば2週間程で終わるのですが、今年は雨が多く、3週間経っても乾燥が不十分でした。秋に雨がこんなに続くのも、本当におかしなことですよね。毎年異常気象の連続だなぁ。この先どうなってしまうんだろう、とよく不安になります。

 

気を取り直して。脱穀はこんな感じで行います。

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足で踏むと胴が回転します。そこへ稲を差し込むとモミが外れるのですね

大豆の時にも大活躍した「足踏み脱穀機」を使って、脱穀します。

 

人力なのでかなり大変です。足でペダルを踏んで、手で稲を持って回転する胴に差し込んでいくのですが、手と足の動きがバラバラなので、初心者さんはちょっと戸惑います。でもいつの間にかみなさん、ちゃんと出来るようになるんですね〜。

 

お米も大豆と同様、脱穀するときもほこりが出ます。マスクをしている人が多いですね。

 

同時進行で機械も使います。これは「ハーベスタ」という機械。

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ハーベスタ」って収穫って意味です。名は体を表す!

このハーベスタ、今ではコンバインに取って代わられて、ほとんど目にすることはありません。でも稲架かけ米をやっている人には必需品です。昭和40年後半〜50年くらいに活躍した機械です。

 

2 選別

脱穀した後は、モミとゴミを分けるために選別をします。

 

これがその選別機。唐箕(とうみ)といいます。

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唐箕は本当に優れもの。あっという間に選別してくれます

写真では見えないんですが、反対側にハンドルが付いていて、それをグルグル回すと風が発生します。その風で軽いゴミを飛ばして、重いモミはそのまま下に落ちる、という仕組みです。

 

単純な仕組みなんだけど、本当にスゴい道具です! 中の仕切り板の角度を変えることで、お米、大豆、ゴマ、なんでも来ーい! なのです。名前から察するに唐(中国)から伝わったんでしょうね。当時はきっと一大センセーションを巻き起こしたに違いない、といつも感心しながら唐箕を使っています。

 

ちなみに先ほど出てきたハーベスタは、脱穀と選別を一気にやってくれます。人力で足踏み脱穀機と唐箕を使うと、モミを30キロ取るのに1時間半くらいかかります。それがハーベスタを使うと、わずか10分ほどで済んじゃいます。そのスピード差、約10倍かぁ。う〜む、機械恐るべし!

 

3 籾すり

脱穀したお米にはまだモミが付いているので、これを籾すりします。

 

これは人力では難しいので、機械を使った作業になります。昔は泥臼(どろうす)という道具で籾すりをしていたのですが、今ではほとんど残っていません。その代わりにこんな大きな機械を使います。

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残念ながら機械に頼っておりまする

ここでようやく玄米になります! 

 

籾すりが終わって、金色の玄米がザーッと袋に流れていく様子を見て、ようやくこれで今年もお米が食べれるなぁと安心するのです。

 

4 収穫祭

そして最後は収穫祭。

 

自然の恵みを神さまに感謝して、みんなでご飯をいただきます。実のところ、神さまでも仏さまでも、なんなら太陽さまでも田んぼさまでも構わないのですが、「恵み」は自分たちの努力だけでもたらされた訳ではない、というところが大事なのですね。

 

ちょっと大きな存在を感じ、感謝を捧げ、ご飯をいただく。自然に沿った農業をやってると、この「恵み」と「感謝」が、ごく自然な感覚として理解できるようになります。

 

とか言いながら、毎年お酒を飲んではダメダメな人になってますσ(^_^;

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ダメダメになったワタクシで遊ぶ子どもたち。親はちょっと引き気味です

 そりゃー子どもも乗るわ! 

 

一年のプレッシャーから解放された日なので多めに見てやってください。

 

5 そして来年へ

 こんな感じでお米の一年が終わっていきます。

 

収穫祭の途中からは、いつも寂しい気持ちになります…。でも翌年の3月からはまた田んぼの準備が始まるので、本当にほぼ一年中、お米に関わっていますね。でも機械がなかった頃は、もっと大変だったんです。新米が食べられるのは年が明けてから、なんて話を聞いたこともあります。

 

私たちがやっている農業は、だいたい昭和40〜50年くらいの農業です。それ以降、機械の大型化が進んで、人間の役割はどんどん機械に取って代わられてしまいます。でも私たちは時には機械の力も借りつつ、やっぱり基本的には自分たちの力で農に関わっていきたいと思っています。

 

機械で短時間にササッと済ませるのも、経営的にはアリですが(というか、むしろそれをしないと農業なんて儲からないしね…)、私たちの場合は農のある「くらし」ですからね。できるだけゆっくりと、楽しさもしんどさもじっくりと味わいながら、日々を過ごしたいのです。

 

そんなお米をくらしの宿Cocoroではかまどで炊いて、食べることができます。かまどで炊いたご飯は本当に美味しいんですよ〜! ぜひ味わってくださーい。

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さっそく新米を炊いてみました! 

郡上で育てた初めてのイセヒカリ。気になるお味は…、やっぱり美味〜い! ってそれしかボキャブラリーないんかい(笑)

 

そして今年はちょっぴり豊作だったので、数量限定で販売もします! 無肥料・無農薬・自然栽培のイセヒカリ。お値段は

 

玄米が850円/kg

白米は950円/kg

 

です。

 

ご希望の方はまずメールにてお問い合わせください。折り返し送料などをお伝えします。くらしの宿Cocoroのメールアドレスは

kurashicocoroアットgmail.com(アットを@に変えてくださいね~)

です。

 

どんな方に食べてもらえるんだろう。ご注文、ワクワクしながら待っていまーす。