くらしの宿Cocoroのブログ

岐阜県郡上市にあるオーガニックな農泊「くらしの宿Cocoro」。農のこと、古民家くらし、まだまだ続くDIY、そしてネコ。日々のアレコレを綴ります。

なんでお客さんが仕事してくれるんや?

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。秋の4連休が終わりました。ありがたいことに連休の間ずっとお客さまがいらっしゃったので、ほどよい緊張感を保って毎日を過ごすことができました。

 

そして郡上は日に日に寒くなってきましたよ。今は彼岸花が満開で、来週はどうやら最低気温が10℃くらいまで下がりそうです。

 

とはいえ日中は25℃を越えそうなので、まだそれほど気をもんではないんですけどね。え? 何に気をもんでるかって? そりゃー決まってます。

 

薪ストーブ、いつ出そっかな〜♡

 

でーす!

 

うちの薪ストーブは70キロと軽量なので、オフシーズンは縁側の端っこにチョコンと座っています。ネコと一緒にひなたぼっこしてたりしてて、かわいいんですよ。

 

f:id:kurashiCocoro:20200926074825j:plain

 

ちなみにこの薪ストーブは煙突工事も含め自分たちで設置したんですけど、うちのブログで一番読まれている記事です。今気づきましたが、スターの数も多いですね〜。たくさんのかたに読んでいただけてありがたいです。

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

で、目下の関心事はこの薪ストーブをどのタイミングで表舞台に引っ張り出してこようかということなのです。

 

寒くなるなら早く出したいけど、薪ストーブがそこにあったら当然焚きたくなりますよね。するってーと(なぜか伝法調)薪がたくさんいるわけですよ。そしてシーズン後半に薪が足りなくなってヒーヒー言うことに…。あぁ、そんな文字通りお寒い未来が確実に見えるわ。

 

という訳で、そろそろ出そうか、いやもうちょっと待とうか、とワタクシの中の天使と悪魔がせめぎ合っているんです。まぁ薪の在庫がたくさんあればいいんですけどね。ということもあって、現在絶賛薪割り中! 

 

といってもワタクシが、ではありません。お客さまが、です!

 

f:id:kurashiCocoro:20200926073721j:plain

実はこれ、大変ご好評をいただいているくらしの体験の1つなんです。「ちょっとしんどいですけど、薪割りやってみます?」と聞くと、中学生から大人までほとんどのかたが「やりたーい!」とお答えになるんですね。

 

注意する点や危ない動き、コツなどを最初にお伝えして、実際に割っていただきます。初めはみなさんへっぴり腰なんですけど、徐々に腰が入ってくると一発でパカーンと割れるようになります。

 

このパカーンが気持ちがいいもんだから、いつまでもパカーンを求めて割っていたくなります。ストレス解消にもなるんでしょうね。ワタクシ、あんまり普段からストレスないから分からんけど(笑)

 

この「お客さまに農やくらしの体験をしてもらうこと」が、『くらしの宿Cocoro』で一番大事にしていることなんですが、年輩のご近所さんにはどうやらこれが不思議みたいです。

 

「なんでお客さんが仕事してくれるんや?」

 

と今までに何度聞かれたことか(汗)

 

田舎で暮らしていると、田んぼや畑で作業をしたり、家のメンテナンスをしたり、季節ごとの準備をしたり、保存食を作ったり、それはそれはいろんな仕事があります。しかもそれって当たり前というよりは「やらなくちゃいけないこと」なんですよね。

 

それをこちらがお金を払って誰かにやってもらうならともかく、どうして向こうがお金を払って仕事をしてくれるのか? しかも体を休めに宿に泊まりに来たはずのお客さまが、なぜか汗水垂らして一生懸命に作業をしている。

 

以前に専業農家をやっていた頃も同じようなことがありました。うちで企画した稲刈り体験(有料です)を見た近所のじーさまに

 

「お〜、アルバイト雇っとんのか?」

 

と言われました。ハハハ、言われてみればそんな風に見えなくもないですね。お金を払って農業体験をしたい人がいるということが、年輩のかたにはどうしても感覚的にしっくり来ないんでしょう。

 

自分の中である程度の答えは出ているんですけど、ポイントはお金をうまく使うことと、お金の流れる方向だと思っています。それがピッタリといくと、やってることは一緒でも全然違う意味を持つんですよね。

 

こういうコペルニクス的な体験ってホントに面白いんです。そんな不思議を味わいに、ぜひ『くらしの宿Cocoro』に遊びに来てくださいね〜。

ご予約はこちらから

 

10月のご予約状況ですが、ご覧の通りまだまだスッカスカです(笑) 収穫の秋です。お野菜たっぷりご飯でお待ちしていまーす♪

 

9月のコラボイベントのお知らせ

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。いつの間にかもう9月も半ばですね。

 

郡上では昨日、今日と秋晴れのいいお天気です。昨日はタマネギのタネをまきました! 今日は今日でやることがいっぱいです。この時期は冬の準備が待ったなしで進みますね〜。毎日お天気だといいのになぁ。

 

もうすぐ4連休ですね。今年最後の連休のようですが(ですよね?)、『くらしの宿Cocoro』でのコラボイベントが2つもあります。直前になってしまいましたが、みなさんにお知らせをしたいと思います! ご興味のありそうなお知り合いのかたがみえましたら、シェアしていただけるとワタクシとっても嬉しいです。

 

まず1つ目は『郡上スゴロク』です。

 

machiyado.info

 

郡上でも少しずつ認知度が高まってきて嬉しいな〜。

 

郡上というエリアをスゴロクに見立てて、そこに住んでいる「人」(スゴロクのマス=〼に引っかけて〼tar)に会いに行こう、そしていろんなディープな体験もしちゃおう、という企画です。これからの旅の新しい形を考える、とってもステキなツアーです。

 

ご予約状況ですが

  • 18日スタートは残り1名(女子に限る)
  • 19日スタートは3名の受け入れ可能
  • 20日以降も大丈夫!(なのですが、くらしの宿Cocoroはこの日はツアーに含まれていません)

となっています。詳しい内容のお問い合わせ先は

machiyado.gujo☆gmail.com(☆を@に変えて下さいね〜)。

にお願いします。

 

そしてもう一つは『Chef in Residence Project in 郡上 vol.1』

 

f:id:kurashiCocoro:20200915110819p:plain

 

和菓子を作られる講師のかたをお招きして、郡上の食材を使った和菓子を作るというイベントです。ウェブサイトはコチラ↓

 

note.com

 

『くらしの宿Cocoro』での和菓子作りワークショップや農体験もありますよ! もちろん愛農かまどでご飯を炊いていただきます。22日はご宿泊も可能です。

 

f:id:kurashiCocoro:20200915114814j:plain

 

 

こちらのお問い合わせ先は

sayoko.otsuka☆null-design.info(☆は@に変えてね

初秋の郡上にぜひ遊びに来てくださーい。たくさんの方にお目にかかれるのを楽しみにしています♪

 

 

 

必要なものはいつも向こうからやってくる

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。秋雨前線の影響ですかね。最近はずっと雨です。カブやら大根やら、冬野菜をいろいろ作付けしたいのですが、なかなか進みません。明日からは晴天が続きそうなので、期待大です!

 

さて、欲しいものがまさにそのタイミングで手に入る。そんな不思議な経験をされたことがあるかたって、実は多いんじゃないでしょうか。

 

ワタクシの場合ですと

  • 農家になりたい時に研修先が見つかる
  • 堆肥をやりたい時に堆肥舎が見つかる
  • 移住を決意した時に畑の後継者が現れる

などなど、そういう機会を何度も経験してきました。どれも自分から積極的に動いたわけではなく、向こうからその機会がやってきたような感じです。

 

そのたびに「不思議だなぁ」「運がいいのかなぁ」なんてボンヤリと思ってきたのですが、これほどタイミングがよく物事が進むのは、もしかして何か別の要因があるのではないか!? と今さらながらに気づいたわけです。

 

ま、今回はそんな気づきがメインではないのでサラッと流しちゃいますが、「欲しいもの」が本当の意味で必要なものかどうかが大事なんだろうなぁ、と考えるようになりました。

 

どういうことかと言うと、ワタクシはバイクが好きで、ずーっとバイクが欲しいなぁなんて思い続けているのですが、コレに関してはいつまで待っても向こうからやってきそうにありません(そりゃそーだ)。

 

でも足踏み脱穀機が欲しいなぁなんて思っていると、近所のじーさまが「おい、足踏み脱穀機を捨てるんやけど、よかったらもらってくれへんか?」と声をかけてくれるわけです。

 

農泊やりたいなぁなんて思っていると、10年以上空き家になっていた妻のおじいさんの家が農泊にピッタリで、その家の管理をやってくれと頼まれるんですね。

 

つまり本当に必要なものはドンピシャのタイミングで向こうからやってくるし、欲しいけど本当に必要でないものは絶対にやってこない。この世界にはそんな法則があるのではないか。ひょっとするとこれが「引き寄せの法則」とかなんですかね? 全然知らんけど…。

 

話は突然変わりますが、『くらしの宿Cocoro』の場所ってちょっと入り組んでいて、初めてのお客さまはなかなかたどり着けません。いや、みなさん宿のすぐ近くまでは来られるんですが、最後の1本道がどれだか分からないんですね。

 

なので早く看板を作って、1本道のところに設置しなきゃな〜。そんなことを考えていたら、今回も向こうからやってきてくれましたよ。

 

f:id:kurashiCocoro:20200913081232j:plain

 

わーい、看板だ〜!!

 

『くらしの宿Cocoro』は郡上民泊という修学旅行生が泊まる宿に登録しているのですが、その郡上民泊からこんな看板をいただきました! ありがとうございました!

 

木はヒノキの無垢材です。木目が美しいし香りもいいな〜。上に書いてある「歓迎!」が激シブだけど(笑) というわけで、これにロゴを書いて看板を作りまーす。

 

と思ったら、イキナリ先客が…。

 

f:id:kurashiCocoro:20200913082003j:plain

 

うちの宿の看板ネコ、福乃輔(愛称・ふく)です。看板ネコが看板の上に乗っても、かわいいだけでなんの宣伝にもなりませんね…。

 

気を取り直して(ふくにどいてもらって)、制作開始です。まずは文字の下書きから。以前にのれんを作った時の型紙を残しておいたので、それを再利用しました。

 

f:id:kurashiCocoro:20200913082240j:plain

 

下書きができたらあとは色をつけていくだけ。

 

f:id:kurashiCocoro:20200913082800j:plain

 

制作時間わずか30分! 看板の出来上がりです。

 

f:id:kurashiCocoro:20200913083756j:plain

 

あとは塗料が乾くのを待ってオイルステインを塗って、防水をすれば完成です。

 

郡上民泊さん、看板ありがとうございました!

 

ちなみに「ふく中学生に抱っこされるの図」。こんなに人好きなネコも珍しいです。さすが看板ネコ!

 

f:id:kurashiCocoro:20200913085207j:plain

 

そんな『くらしの宿Cocoro』にぜひ遊びに来てくださーい。

ご予約はこちらから

 

お待ちしてまーす♪

 

  

小学生から痛恨の一撃をくらう

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。台風10号、心配ですね。みなさんがお住まいの地域でも大きな被害が出ないことを祈っています。

 

台風で思い出しましたが今年の梅雨に降った豪雨で、ワタクシたちは人生初の避難をしました。それまでは避難なんて避難袋を持ってさっさと逃げればいいんだ、くらいに考えていたのですが、実際に経験してみると全然違いましたね。

 

そもそもさっさと逃げられない。

 

あれもこれも、いろんなことが気になって、なかなか避難できないのです。ワタクシたちは特に宿とネコのことが心配でした。

 

f:id:kurashiCocoro:20200907071918j:plain

 

ま、ネコたちには余計なお世話かもしれませんけどね…。

 

でもワタクシたちのようにモタモタしていると、気づいたときには台風のピークで時すでに遅し! みたいなことになりかねません。いろいろ後ろ髪を引かれることがあっても、あまり深く考えず、まずは逃げるという行動を取ることが重要なんだな、と気づきました。

 

さて今回はワタクシが農家の修行をしていた頃に、小学生からくらった痛恨の一撃をお伝えしたいと思います。

 

あれは忘れもしません。ええっといつのことだったかなぁ…(忘れとるやないかい)。

 

ああ、そうでした。2011年の9月の頃でした。年を取ると物忘れがひどくなって困ります。

 

当時ワタクシは農家を目指して、とある有機農家の下で研修をしていました。その農場が小学生の農体験を受け入れていたのですね。その時はピーマンの収穫体験でした。

 

収穫体験が無事に終わって、小学生との雑談の時間になった時、事件は起こりました。1人の小学生がこんな質問をしたのです。

 

「農家って食っていけないんでしょ?」

 

いやー、ガツンと直球が来ちゃいましたね。

 

さて、ここでみなさんに質問です。当時のワタクシの心境に一番近いものを、以下から選んでください。

 

  1. しばくぞ、コラ💢
  2. アカン。もう立ち直れへん💧
  3. これはマズイ。決定的にマズイ💦
  4. フフフ。これはチャンスだぜ✨️

ま、答えを言ってしまうと4以外は正解です。1から3の全部がゴチャ交ぜになったような、複雑な感情を抱きました。

 

自分の大事なものを否定された怒り。

子どもたちの未来への悲観。

教育者や彼らを育てている親御さんへの失望。

農業界への不安、などなど。

 

ちなみにワタクシはその場で

 

「食えるよ! だって野菜育ててんじゃん」

 

と即答したんですがね。

 

それを聞いた子どもが「あ、そっか」みたいに素直に納得していたのが印象的だったな。

 

想像するに「農家が食えない」なんて、子どもが自分で発想するわけはないんですよ。たぶん彼の親が言っていたことを、そのまま質問したのだと思うんです。そして親御さんにしても、特に農家に関心があるわけでもなく、マスメディアで流されるステレオタイプな農家のイメージを口にしただけだと思うんですよね。

 

ここで大事なのは「事実はどうであれ、世間ではそう思われている」という点です。で、青臭い若造だったワタクシは、そんな固定観念なんてオレが引っくり返してやるぜ、と心に誓ったのです。

 

とは言え、ガンガン働いてガッツリ稼いで農家の地位向上! どーだ、スゲーだろ、みたいなストロングスタイルを目指したわけではありません。

 

ワタクシが目指したのは「農って楽しいよ〜」という方向、そして「みんなで農をやろうよ〜」というユル〜い提案でした。親である大人にまずは農の魅力を感じてもらうこと、そしてくらしの中に農を取り入れてもらうことが、子どもたちへの一番の教育だと思ったのです。

 

そこでワークショップやお話し会を企画し、貸し農園や貸し田んぼを用意し、大人が農に触れる機会を提供してきました。

 

これはワタクシが人前でお話をさせてもらう時にもよく言うんですが、まず大人が変わらないと世界は(未来は)ぜったいに良くなりません。子どもたちにその責任を押しつけて、自分は今まで通りの生活を、なーんてのはもう止めましょうね。

 

それが『小さな農家を増やす』という活動につながり、現在の『くらしの宿Cocoro』に続いています。

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

幸いこの郡上には、今でも生活の中に農があるかたが多くみえます。昔ながらの生活、と言えばそうなんですが、生活の中にまだ智恵が残っていてとても素晴らしいと感じています。

 

そして都市部からは農のあるくらしを体験したいと、『くらしの宿Cocoro』へ来てくださいます。『くらしの宿Cocoro』で体験してもらうくらしは昔ながらの生活というよりは、これからの世代が目指す、懐かしいけどちょっと未来のくらしをイメージしています。

 

そんな人たちに農の魅力とくらしの楽しさを伝え続けていきたいなぁ、なんて思う日々です。

 

収穫の秋です。これからは稲刈りや冬野菜の準備、まだまだ足りない薪集めや薪割りなど、やることいっぱい、でも手は4本(2人だからね)という状況です。

 

ぜひ『くらしの宿Cocoro』に遊びに来てください。

ご予約はこちらから

 

お待ちしてまーす♪

 

くらしの宿Cocoro、玄関の戸を変えました!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。暑いですね。全部に濁点を打ちたいくらいあ゛づい゛っ゛ず…。いくらなんでもこんなに残暑厳しくなくてもいいでしょ。日々、汗びっしょりになりながら農作業をしています。小学生か、くらい真っ黒です。

 

宿の方は7月の後半くらいからボチボチとお客さまも増えてきました。みなさんのおかげで楽しい日々を過ごしています。 

 

突然ですが、くらしの宿Cocoroの玄関はこんな感じです。

f:id:kurashiCocoro:20200829183552j:plain

 

ま、ご覧の通りアルミの無骨な玄関戸ですね。

 

少し前のことになりますが、この戸を変えました。

 

毎度おなじみDIYで! 

 

と言えれば良かったのですが、さすがにそんな技術はありません。コロナ関係で給付金みたいなのが出たので、それで建具屋さんにお願いしちゃいましたよ。

 

初めはアミ戸を付ける予定だったのです。暑いし、玄関の換気をしっかりしたいと思ってね。で、アミ戸を作ってもらって、わーいと喜んで付けたらこんな感じになりましたよ。

 

f:id:kurashiCocoro:20200829183455j:plain

 

どーです? 

 

このいかにも「とってつけた感」…。せっかくかわいいアミ戸なのに、全体的に残念な雰囲気が漂っています。

 

素材がアルミと木ですからね〜。最初からうまくいくハズがないのですが、それにしてもこれはないわ。

 

しかもアミ戸と玄関戸が干渉して、うまく動かない。

 

という訳で作ってもらった玄関戸がコチラ!

 

f:id:kurashiCocoro:20200829184420j:plain

 

お〜、いいじゃないか! 暖簾との相性もいい感じです。

 

建具屋さんには無垢の状態で納品してもらい、ワタクシたちでアウロのオイルを塗りました。オイルを塗るなんて、全く大したことはない作業ですけど、一手間かけるとやっぱり愛着がわきますね。

 

かわいい玄関でみなさまをお待ちしていまーす♪

ご予約はこちらから

 

 

マンゲツモチが出穂しました!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。全国各地で酷暑が続いていますね。郡上は標高はそこそこ(ここは350メートルくらい)、山も川もあって、比較的涼しいところです。中心の八幡町は家が多くて暑いですが、くらしの宿Cocoroがある大和町は日中の数時間を除けば、まー快適! 夜と早朝はもうすでに寒く、布団が手放せません。

 

ちゅーか昼以外は、今年って夏あったっけ? そんなくらいの過ごしやすさです。個人的にはガーッと暑い日中に、ザブーンと川に飛び込みたいのですが、今年は全然そんな気分になりません。ああ、寂しい…。

 

そして郡上の夏といえば名物『郡上踊り』なんですが、新コロの影響でこれも中止。全く夏らしくない夏を過ごしています。

 

でもやっぱりお米は偉大です! 大雨が降ろうが、避難指示が出ようが、酷暑だろうが、たとえどんな環境でも、最大限の生長をして子孫を残そうと頑張っています。

 

今回はみんなで植えたマンゲツモチが出穂しましたので、田植えから今までを写真で振り返ってみたいと思います。

 

f:id:kurashiCocoro:20200816103910j:plain

 

まずは6月10日。みんなで田植えをしました。くらしの宿Cocoroが主催したほぼ初イベント。たくさんの方に来ていただけて良かったです。熊ちゃんのタイ料理も美味しかったですね♡

 

f:id:kurashiCocoro:20200816104122j:plain

 

 田植えの直後はこんな感じ。1本植えなのでスッカスカ。稲もヒョロヒョロしてるし、なんとも頼りない雰囲気ですね〜。今年もご近所さんから「あんな植え方で大丈夫か?」とご心配をいただきましたが、ええ、ええ、たぶん大丈夫ですとも!(たぶんかよ)

 

向かって右がマンゲツモチ、左がジャスミンライスです。まだ違いは全然分かりません。

 

f:id:kurashiCocoro:20200816104513j:plain

 

6月28日。田植えをして2週間とちょっと。もうかなりしっかりしてきました。色も濃いですね。マンゲツモチとジャスミンライスの間は60センチ空いています。この間がどうなっていくか、そして2種類の稲の変化に注目でーす!

 

f:id:kurashiCocoro:20200816105012j:plain

 

7月2日。植えたときは1本の稲だったのに、何本にも増えてきましたよ。最終的には1本が20数本に増えます。これを「分けつ」と言います。時々「分げつ」と言っている人がいますが、正しくはにごらず「分けつ」。ちなみに漢字で書くと「分蘖」ですが、ワタクシには絶対書けません。

 

f:id:kurashiCocoro:20200816105400j:plain

 

7月17日。60センチのすき間がドンドン狭くなってきました。ここまで育ってくれると、ご近所さんもようやく安心してくれます(笑)

 

そして稲の違いが明確になってきました。右のマンゲツモチは色が濃く、幅広の葉がシュッと直線的に伸びています。ジャスミンライスの葉は薄い色で柔らかく、フワッと四方に広がっていますね。

 

f:id:kurashiCocoro:20200816105841j:plain

 

7月31日。もう間がほとんど見えません。ここへ来てジャスミンライスの追い上げがスゴいです。来年はジャスミンライスはもうちょっと広めに植えようかなぁ、なんて考えてしまいます。

 

f:id:kurashiCocoro:20200816110323j:plain

 

8月9日。ワッサワサですね。いや〜、これは収穫が楽しみだなぁ。

 

f:id:kurashiCocoro:20200816110508j:plain

 

そして8月13日。待ちに待った「出穂」です! これは「しゅっすい」と読みます。読んで字のごとし、穂が出ることですね。

 

この後は水を切らさないよう気をつけます。9月に落水して、10月に稲刈りの予定です。稲刈りまで無事に育ちますように!

 

あ、稲刈りは手刈りをして、そのあと稲架かけの予定です。稲刈りイベントを開催する予定なんですが、まだ日程が決まりません。 発表までもうしばらくお待ちくださーい。

 

そして初秋を迎える郡上にぜひ涼みに来てください。

ご予約はこちらから

 

お待ちしてまーす♪

 

これからの旅のカタチと『郡上スゴロク』

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。長かった梅雨がようやく明けましたね! いや〜、気分も家の中もスッキリサッパリ。まだ日中の暑さもそれほど厳しくはなく、とても気持ちの良い日々を過ごしています。

 

ニュースでは8月1日あたりが梅雨明けでしたが、郡上では7月29日に明けました。その瞬間、天気がガラッと変わったのを感じることができました。こんなハッキリした梅雨明けも珍しい。ま、気象庁の発表なんて実際のくらしの中ではどうでもいいことなんですけどね。

 

しかし今年の梅雨は長雨と豪雨で本当に大変でした。畑の野菜たちも根っこがだいぶ痛んじゃったな。ここから奇跡の回復を果たしてくれるといいのですが、ちょっと厳しいかなぁ。

 

今回はそんな梅雨の間から何度も考えていた、「これからの旅行ってどうなっていくんだろうか?」みたいなことを書いてみたいと思います。

 

 

旅行に対する意識の変化

言わずと知れた新型コロナウィルスの影響でボロボロになっている旅行業界ですが、その業界のかたすみでコッソリと生きている『くらしの宿Cocoro』も例外ではありません。政府は国民の批判もどこ吹く風でトンチンカンなキャンペーンをやっちゃってくれてますが、個人的にはうま味があるのは一部の人だけで、業界全体としてはあまり効果がないだろうと考えています(という理由ではありませんが、GO TOホニャララには参加していません)。

 

効果がないとワタクシが考える理由の一つに、旅行に対する人々の意識の変化があります。自分は変化してないよ、というかたも当然いらっしゃるとは思いますが、じゃあ受け入れ側はどうでしょう? 程度の差はありますが、新コロに影響を受けていない業者はまずありません。

 

その意識の変化を読まずにキャンペーンを打っても、しょせんは絵に描いた餅に過ぎませんよねぇ。どうしてそれくらいの想像力がないのかしらん?

 

では旅にどんな変化が起こった、もしくは起こっているのか。まずは新コロ以前に主流だった旅行について、思いつくままざっと挙げてみます。

 

  • いろんな場所に行く
  • 見知らぬ土地へ行く(海外含む)
  • 短時間、短期間
  • 移動距離が長め
  • 未体験、非日常を楽しむ
  • 美味しいものを食べる

どうでしょう?

 

いくつか例を挙げただけでも、「このご時世、コレはちょっと難しいな…」というものがありますね。つまりはそれくらい、ワタクシたちは新コロから影響を受けているんです。これらの変化は当然これからの旅行の新しいスタイルへとつながります。

 

そして今! その変化を読み切れれば一攫千金も決して夢じゃありませんよ! 

 

なーんて、いかにもコンサルが言いそうなタワゴトはどうでもいいから(笑)

 

これからの旅に求められるもの

ワタクシがイメージするこれからの旅のカタチはこんな感じです。

  • 同じ場所や同じエリアにとどまる
  • 親しみのある場所へ行く
  • 長時間・長期間
  • 移動距離は短め
  • 日常を楽しむ

 

時間あたりの移動をなるべく多くして、少しでも多くいろんな未知のことを体験する、という従来の旅行スタイルは、今後間違いなく少なくなっていくはずです。なぜなら旅行者、受け入れ側の双方のとって、そのスタイルは非常にリスキー。つまり不安がいっぱいだからです。

 

その代わりに移動距離を短く滞在時間は長く。同じ場所に長くいるからこそ味わえるものがあるという一点集中型、深化型の旅行が主流になってくると思われます。

 

この新しい旅に求められるのは「信頼・関係性・安心」といったワードでしょうか。個人的にはその旅の先に「くらし」があるんだと思っています。

 

従来とこれからとで旅の一番大きな変化は、非日常から日常へシフトすることです。

 

『移動する旅からくらす旅へ』と言ってもいいかもしれませんね。

 

キャッチフレーズに使おっかな(笑)

 

郡上スゴロク

そ・こ・で・『郡上スゴロク』の出番です!

 

f:id:kurashiCocoro:20200802133059p:plain

 

machiyado.info

 

郡上でゲストハウス『タテマチノイエ』を営む聖子ちゃんが考えてくれたこのツアー。聖子ちゃんからお声がけをいただいて、ワタクシが考えていたこれからの旅のカタチにぴったりなので、協力をさせていただくことになりました!

 

その『郡上スゴロク』の発案者、聖子ちゃんによる説明です。

 

★ ★ ★ 郡上スゴロク企画 ★ ★ ★

Stay Homeをきっかけに、より多くの人がオンラインで人と会ったり仕事をしたりができる時代になり、

【もはや、都会に住まなくても良いのでは?】

そう考え始めた人も増えてきたことと思います。

 

必然的に、新しい暮らしを求めて地方を目指す方が増えることが予想されますね。

タテマチノイエの管理人である私は、2010年に郡上へ移住し、2011年3月にたまたま訪れていた東京で震災を経験し、

「もう、都会ではくらせない…」

と実感。郡上に根を張る決意してゲストハウス開業に至りました。

宿を経営する傍ら移住相談の仕事もしてきた私が、withコロナとともに新たな暮らし方、生き方、遊び方を模索している人に向けてご提案する旅。

 

それが、【郡上スゴロク】です。

 

岐阜県郡上市は城下町である郡上八幡はもちろん、周辺の自然のめぐみが豊かな地域で、その恩恵を受けつつ新たな生き方、働き方、遊び方に挑戦している人たちがたくさんいます。

そんな郡上市全体をスゴロクに見立てて、それぞれエリア・分野で活躍している人(〼tar-マスター)をつなぎ、体験してもらうツアーです。

 

【郡上スゴロク】では、体験したいアクティビティー(出会いたい〼tar)と滞在先を選んでもらい、オリジナルツアーをコーディネートいたします。

 

コロナ禍の今だからこそ、これまで開催が難しかった少人数のツアー(最大定員3名まで)が、実現可能になりました。

 

8月8日ー10日はテストツアーとして2泊3日のパッケージ企画となります。

    8/8-8/10 郡上スゴロク参加者募集! | まちやどより抜粋

 

郡上をスゴロクに見立てて、それぞれの〼(マス)には〼tar(マスター)と呼ばれるちょっと変わった(?)ヒトがいて、出たさいの目のままに郡上を旅していろんな〼tarに出会う、というイメージです。

 

ちなみにワタクシたちは「農とくらしの〼tar」です。そのまんまですね。

 

今回はテストケースなのですでに行く場所は決まっていますが、いろんな変人(ほめてます)に会えること間違いなし。

 

ぜひこの機会に郡上で新しい旅を満喫してみてはどうでしょう。お目にかかれるのを楽しみにしていまーす♪

ホームページをリニューアルしました!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。GO TOトラベルやらなんやらで、やや難ありなオリンピック四連休がスタートしましたね。

 

そしていつまでたっても明けない梅雨。これは一体どうしたことだ!? と思わず天に向かって叫んでしまいました(ウソですけど)。

 

そんなジメッとした今日この頃ですが、ホームページをリニューアルしたので、カラッとお知らせしたいと思います。

 

f:id:kurashiCocoro:20200723163653p:plain

http://nf-cocoro.com

 

あ、最近知ったのですがこの「ホームページ」という単語。日本語ではおなじみですが、英語では意味が通じません。英語では「ウェブサイト」と言います。ホームページというのはそのウェブサイトのトップのページのことを指すみたいですね。

 

でも日本語では「ホームページ」が一般的なので、ワタクシも普通に「ホームページ」と言っています。

 

今回そのホームページをリニューアルした一番の理由は、やはり新型コロナウィルス対策です。あとは宿で提供できるコンテンツを見直した結果です。やりたくてもなかなか時間の都合で開催できないプログラムは思い切って削りました。

 

 

このウィルスの影響がいつまで続くのかは誰にも分かりませんが、旅行というもののカタチが大きく変化したことは、宿泊業に携わっている人に共通の認識だと思います。

 

これからどのように変化していく、またはどう変化したのか、ということは機会を設けて書きたいなぁとおもっているのですが、それをやっているといつもの様に長〜い記事になってしまいます。

 

なので今回はホームページリニューアルに限ってお知らせします!

 

何が変わったのかをサクッと申し上げますと

  1. 連泊料金の設定
  2. 日帰りプランの新設
  3. 宿泊者に向けて昼食を提供

の三点です。

 

くらしの宿Cocoroには連泊されるお客さまが時々いらっしゃるので、これはホームページでお伝えしておいた方がいいと考えました。通常の宿泊料金は1泊2食付きで8,000円ですが、2泊目以降は6,400円になります。昼食は含まれません。

 

日帰りプランは、農やくらしの体験にお昼ご飯(かまどでご飯を炊いていただきます)がついて、大人5,000円、中学生以下は2,500円です。体験の内容は通常のプランと一緒です。

 

宿泊者に向けて昼食の提供は、読んで字のごとし。連泊されるかたやもう一回ご飯を食べたい、というかたに向けてです。宿泊せずに昼食だけ提供するという形は、現時点では考えていません。

 

食事って農やくらしと結びついたものなので、それだけ独立させて提供するのはくらしの宿Cocoroのコンセプトとしてどうなのか、という思いがあります。この辺はニーズを拾いながら、ひょっとすると将来的には変わっていくかもしれません。

 

まずは新しくなったホームページhttp://nf-cocoro.comをご覧ください。もし何か不具合が見つかったら、教えていただけるととても助かります。

 

よろしくお願いしまーす。

嵐の夜。くらしの宿Cocoroが提供できるものについて深〜く考えてみる

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。まだ各地で大雨が続いていますね。みなさんがお住まいの地域は大丈夫ですか? 被害に遭われたみなさまには心よりお見舞い申し上げます。

 

また私たちのことを心配してくださったみなさまには、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。私たちは(ネコも含めて)無事で元気です。

 

しかしこの地区でもあちこちで大なり小なり、いろんな被害が出ています。裏の小川はゴーゴーと音を立てて濁流に変わり、スイカくらいある大きな石がゴロゴロ流れていました。右端に見える橋を作ってくれた友人からは「橋は大丈夫か?」とありがたいご心配をいただきましたが、大丈夫でした。しっかり作ってくれてありがとう。

 

f:id:kurashiCocoro:20200710074244j:plain


田んぼの向こうの山は斜面が崩れ落ちました! でもこんな豪雨でも稲は大きくなるんだな〜と、自然の力を畏れると同時に感心していたりもします。ちなみに向かって右がもち米(マンゲツモチ)、左はタイ米ジャスミンライス)です。田植えの時は分かりませんでしたが、今では色も姿も全然違いますね。

 

f:id:kurashiCocoro:20200710074715j:plain

 

山が見えづらいかもなので拡大してみます。

 

f:id:kurashiCocoro:20200710074820j:plain

 

山と田んぼの間には川が流れ、県道が走っているので、土砂崩れによる直接の被害はありませんでした。

 

郡上は全国ニュースでもずいぶん取り上げられたようですが(テレビがないのでよく分からないのです)、数日間続く大雨のために大動脈である国道156号線や並行して走っている高速道路が一部通行止めになったり、夜中に避難指示が出されて人生初の避難をしたりしました。

 

この156号線(地元ではイチコロと呼ばれています)、長良川のすぐ横を走っているのでアッサリと通行止めになっちゃうんですよね。でも156号線が止まってしまうと、高速道路を使わなければ郡上からどう頑張っても脱出できません。う〜ん、まさにイチコロだわ…。

 

今回はその高速道路も止まり、さらには長良川鉄道も止まってしまったので、郡上は文字通り【陸の孤島】と化してしまったのでした。

 

そんな非常時は家でじっとしているのが一番なのですが、お仕事で市外に通っているかたはどうされているんだろう、なんて考えていました。

 

そういえば避難するときに「避難所ではマスク着用で」と言われました。マスクや人との距離など、今まではまったく気にしていなかったけど、コロナ以降意識せざるを得ないことがいろいろありますよね。

 

それに本当に効果があれば、みんなで守るべきなんですけどね。いろいろ調べてみると、どうやらそうでもないらしいし…。形だけやっててもウィルスはお構いなしだしね。今人類がこの新しい世界に直面して本当にやるべきことは、そんな表層的なことではなくて、もっと他にあるんじゃないかなーと思った次第です。

 

じゃあくらしの宿Cocoroに何ができるのか?

 

くらしの宿Cocoroは『農とくらしの体験ができるオーガニックな農家民泊』というコンセプトです。そこでこんな時代だからこそワタクシたちにできることは何なのかを、改めて考えてみました。

 

くらしの宿Cocoroがお客さまに提案できるものをごくごくシンプルにまとめると、それは「日々のくらしを楽しむ方法」だと思っています。ではくらしを楽しむにはどうしたらいいの? ということをお伝えしたいと思います。

 

ま、今までにも何度かお伝えしてるんですけどね。今回は方法論ではなく、もうちょっと本質的なところをお伝えできればいいなぁ、なんて思っているのです。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

今までにくらしの宿Cocoroをご利用してくださったみなさんはご存じでしょうが、宿にはテレビやWi-Fiはありません。ルンバはもちろんいないし、食洗機もありません。もっと言うとドライヤーも体重計もエアコンも電子レンジもコーヒーメーカーも、炊飯ジャーすらございません。

 

ハハハ。ないもののオンパレードです。現代日本の生活水準からすると、こんな宿、金払ってまで絶対行きたくねーと思われても仕方ないですね(笑)

 

その代わりと言っちゃあ何ですが、田んぼや畑やかまどがあって、ネコがいて、ご近所さんや友人たちがしょっちゅう遊びに来てくれます。お米や野菜は自然栽培でほとんど自給できてるし、それを煮炊きするエネルギーも裏の山で簡単に手に入ります。薪ストーブがやってきたので、冬の寒さも心配ありません。

 

幸いなことに、コロナでも大雨でも私たちのくらしはほとんど変化しませんでした(裏の山が崩れて宿ごと流される、とかなってしまえば別ですが…)。

 

ブレることなく生きていけること、そしてそれに安心することって、すごく大事です。

 

便利はないけど安心があるくらし。

 

これがくらしの宿Cocoroがみなさんに提供できる、本質的な部分なのかなぁと思います。

 

そもそも便利って、お金でありエネルギーであり誰かの犠牲であり、何かの上に成り立っているものです。ということは? そうですね。お金やエネルギーがなくなれば成立しないんです。

 

でもみんな便利大好き(笑) 誰もがなかなか一度手にした便利を手放せないですよね。なくなることにとても不安があります。何を隠そうワタクシも便利大好き人間でしたから、間違いありません。

 

この何かがなくなったらどうしたらいいんだろう、それはイヤだ、困る、という不安が、この世界にいろんな歪みを作り出しています。だからしんどくても不本意な仕事をしなくちゃだし、あんなに危険だと分かっている原発が生み出す電気を手放すことができません。

 

食糧の自給率は世界的にみても低レベルなのに、相変わらず便利な輸入に頼りっきり。もし食べ物での安心を得たいのであれば、その手段として輸入は有効どころか間違っています。ましてや個人による買い占めなんて余計に不安をあおるだけで、何の解決にもならないことがお分かりだと思います。

 

そんな不安をなくすにはどうしたらいいのか。それは自分たちで不安と向き合い、「新しいくらし」を模索し、その方向に勇気を持って進み続けるしかありません。買い占めの例でもお分かりのように、たとえどんな手段を用いても不安の上に本当の安心を築くことはできないんです。

 

ワタクシたちは3•11がきっかけで「新しいくらし」を探し始めました。食の安心を得るために農家になり、くらしの宿Cororoを始めた今、やりたいことは「住=安心できるくらし」にシフトしつつあります。

 

世の中にはコロナや大災害が、生き方を見つめ直すきっかけとなるかたもみえると思います。そんな人の「新しいくらし」探しのちょっとしたお役に立てればいいな〜、なんてワタクシたちは思っているのですね。

 

というわけで、楽しい未来に向かって歩くあなた。お待ちしてますよ〜。

ご予約はこちらから

 

よろしくお願いしまーす! 

丁寧なくらしは足下から

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。 昨晩は土砂降りでした。朝起きたら近くの集落で避難勧告出てるし…。幸い被害はなかったようですが、最近の大雨は本当に怖いですね。

 

雨だと畑仕事が全くできないので、こんな時は宿の掃除を頑張ります。

 

丁寧なくらしは足下から、ってね。

 

そんな格言ないけど、それらしい言葉を勝手に作ってみましたよ。

 

普段の掃除はほうきとモップで床を掃く程度ですが、月に1〜2回は部屋の隅々までしっかりと拭き掃除をします。今回はお客さまのご希望もあって、一緒に拭き掃除をすることにしました。

 

もちろん使うのはコチラ。天然素材だけで作られた、信頼のアウロ製ワックスです。

AURO(アウロ) No.431 天然床ワックス 1L

AURO(アウロ) No.431 天然床ワックス 1L

  • メディア: 道具 & 工具
 

 

特にこのNo.431はクリーニングとワックスが一度でできるというスグレモノ! しかも30倍に希釈して使います。1リットルの水に原液をキャップ3杯です。この希釈液1リットルで30畳くらい掃除できるかな。

 

ですので1本買えば月に2回掃除しても、2年くらいは楽々使えちゃいます。子どもちゃんやペットのいるおうちにはマストアイテムだと思いますよ。

 

※ただしこのワックスが使えるのは、塗装されていない無垢の板だけです。塗装されているとワックスはかかりませんので、ご注意くださいね。

 

まずはこれを希釈して、キレイなところから順番に拭いていきます。まずはカウンターから。

 

f:id:kurashiCocoro:20200630170529j:plain

 

お次はキッチンワゴン。

 

f:id:kurashiCocoro:20200630170536j:plain

 

棚の上や下も忘れずにね。

 

f:id:kurashiCocoro:20200630170543j:plain

 

見た目はキレイでも、台所って意外と汚れているもんです。希釈液がみるみる汚れていきます。くらすって、汚れを出してはキレイにするの連続なんですね。

 

高いところが終わったら今度は床です。拭き掃除をする前にほうきで掃いて、小さなゴミを取っておきます。

 

f:id:kurashiCocoro:20200630170548j:plain

 

ますます希釈液が汚れていきます…。毎日掃き掃除してるんだけどな。あな、おそろしや…。

 

アウロを使う時のコツは、ぞうきんを絞りきらずにビショビショの状態で拭いていくことです。そうするとうまく皮膜ができて、ワックス効果が長持ちします。こんなに濡らして乾くかなと思いますが、お天気が良ければ5分ほどで乾きます。お天気が悪くても15分はかからないかな。

 

f:id:kurashiCocoro:20200630170550j:plain

 

ピカーンとキレイになりました。身もCocoroもスッキリした気がします。わーい、気分がいいぞ、と喜んだのもつかの間。

 

f:id:kurashiCocoro:20200701172824j:plain

 

もうネコ寝てるし…。

 

そんなくらしの宿Cocoroに遊びに来て下さいね。ネコたちも心待ちにしています。

ご予約はこちらから

 

お待ちしてまーす!

田んぼの再生プロジェクト・その2 【機械編】

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。

 

耕作放棄された田んぼを再生させるマイプロジェクト、前回は田んぼの中の石をどけるところまで進みました。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

ここからいよいよ機械の登場です! といってもうちにある機械はトラクターだけなので、ブルドーザーやショベルカーなんて便利なものはいつまで待っても出てきません。

 

後半はこんな手順で進めます。

 

手順その④

耕す(6月3日)

ここでようやく耕します。トラクターの「とらおくん」(さっき名付けた)の登場です! ヤンマー製、22馬力の頼れる相棒です。

 

ラクターでさっそうと耕してみたところ、20メートルもいかないうちに突然エンストしてしまいました。不思議に思ってロータリー(後ろについている機械です)を覗いてみたら、あんれまぁ! 葛の根っこがビッシリと!

f:id:kurashiCocoro:20200625165255j:plain

 

なるほどー。大きな根っこは手で取ったけど、細かい根がまだ土の中にいっぱい残ってるんですね。このままトラクターにムリをさせると、ロータリーが壊れてしまうので(経験あり…)、少し耕してはエンジンを止めて根っこを取る、という作業を繰り返しながら耕します。

 

手間はかかるけど仕方ありません。ここをサボると、のちのちヤンマーさんから6桁の請求書が届きます。

 

で、全体を一度耕した田んぼがコチラ。どーですか、みなさん。もうそろそろ田んぼに見えてきたでしょ。

f:id:kurashiCocoro:20200625165717j:plain

 

ラクターで耕してみると、まだ取り切れていない石がいっぱいあることが分かりました。写真にもいくつか写ってますね。これをまた拾っては出し、を繰り返します。

 

手順その⑤

畦を作る(6月5〜8日)

畑として使うならもうほぼ充分なレベルまできましたが、田んぼにはもうひとつ重要なものが必要です。

 

それは畦(あぜ)

 

田んぼに水を溜めるためには畦を作って、田んぼと畦にある程度の高さを設けないとダメなんですね。ということで畦を作ります。まずは畦を作りたい場所に、クワやツルハシで溝を掘ります。掘った土は畦になる場所(田んぼの周囲)に積んでいきます。

 

f:id:kurashiCocoro:20200625170402j:plain

 

これで畦と田んぼに高さができれば問題ないのですが、今回はそれほど高低差ができませんでした。なので市販の「畦板」を入れて、高さをかせぐことにします。

 

基準となる高さで水平に水糸を張って、それに合わせて畦板を並べていきます。今回は高さ40センチの畦板を使いました。これで田んぼと畦に15〜20センチくらいの高低差ができました。水を溜めるには充分な高さです。

 

f:id:kurashiCocoro:20200625170648j:plain

 

畦板は田んぼの周囲に全部入れる必要はありません。水は基本的には低い方から抜けるので、田んぼのしもに当たる1辺(たいてい排水口があります)に入れれば、だいたい大丈夫です。張り終わってみれば、こんな感じになりました。

 

f:id:kurashiCocoro:20200625171204j:plain

 

写真では分かりづらいですが、30メートル以上あります。う〜ん、なかなかのできばえだぜ。って誰も言ってくれないので自分で言ってます。

 

手順その⑥

土を移動させ、田んぼの中を平らにする(6月12日)

畦ができたので、これでようやく田んぼに水が溜められるようになりました。ここから先は微調整が続きます。

 

まずは田んぼの均平(きんぺい)を取ります。 難しい言い方ですが、要は田んぼを平らにするってことですね。これができていないと、水を張ったときに深いところと浅いところができて、稲の成長がバラついたり、草が生えたりするのです。

 

これはほぼ手作業です。土の多いところからスコップで土を取って、少ないところへ一輪車で運びます。

 

ラクターを持っている人にはこんな方法もあります。

 

PTOをオフにしておき、ロータリーが一番深くまで下がるように設定します。土が多い場所でロータリーを下げたら、一番遅い車速でじんわりと土を引っ張っていきます。もしロータリーに逆転がついていたら一度グッと土にめり込ませてから引っ張ると(引っ張るときはPTOはオフ)、より効果的です。

 

手作業でも機械を使ってもやることは同じで、土を高いところから低いところへ移動させます。この時点である程度土のレベルを整えます。

 

手順その⑦

水を張る(6月12日)

そしてようやく水の引き入れです。水が入ることで、田んぼの中のデコボコがよく分かります。そして田んぼに水を初めて入れるときの感動ったら、それはもう言葉にできないくらいですよ。その感動の瞬間がコチラ!

 

f:id:kurashiCocoro:20200625211344j:plain

 

ひゃっほーい! 水だ水だ! あれ? 浮かれているのはひょっとしてワタクシだけですか。ああ、そうですか。

 

代かきをする(6月15日)

水が溜まればあとは一気に仕上げます。トラクターで代かき(しろかき)です。代かきというのは田んぼの土と水をこねて、泥状にする作業です。

 

ここでまた高低差がハッキリと見えてくるので、トラクターで土を引いて均平を取ります。この写真だと右下が高いので(高くて水が登ってこれない場所がありますね)、右下から中央へ土を引っ張ります。

 

f:id:kurashiCocoro:20200625212651j:plain

 

一度水を入れてしまうと、手作業で土を移動させることはかなり大変です。トラクターを持っていないかたは、手順その⑥をしっかりやって、ここは何もしなくていいくらいにしておきましょう。

 

そんなこんなで均平が取れ、代かきがほぼ終わったのがコチラ。どうです? もう田んぼじゃないとは言わせませんよ。ここまで約1ヶ月。予定していたペースで進めることができました。

 

空は青いし、田んぼはどこまでもなめらかだし、ホント気持ちい〜い!

 

f:id:kurashiCocoro:20200625212928j:plain

 

そしてついに田植えの日がやってきた!(6月21日)

田んぼの再生を始めてちょうど1ヶ月。ついに田植えを迎えました! ワタクシの短い田んぼライフを振り返ってみても、1枚の田んぼにこれほど熱意を注いだことはありません。

 

しかも当日は夏至新月・部分日食」とイベント満載。テンションがますます上がります♪

 

前日からアレコレと田植えの準備をし、それが終わると今度は畑へGo! 夏至の直前なので日が長く、朝から晩までずーっと作業ができます。

 

今にして思えば、コレが間違いのもとでしたよ…。

 

晩ごはんを食べていると、なんだかちょっぴり(というか、かなり)気分が悪いのです。

 

頭が痛くて、全身が熱っぽくてダルい感じがします。体を動かそうにも筋肉がうまく反応してくれない感じ。うぅっこの感じ、今までにも何度も経験したことがある…。そうこれはまぎれもなく

 

熱中症やね…

 

アホすぎる…。田植え前日によもやの熱中症

 

そして案の定、翌日の田植えに参加できず…。

 

ま、ワタクシらしいっちゃぁワタクシらしいんですけどね。近年まれに見る大失態でした。

 

じゃあ田植えはどうなったんだ? というと、Cocoro妻や今年の田んぼのワークショップに参加しているメンバー、くらしの宿Cocoroにご宿泊のお客さまがたに手伝っていただき、予定通り終わったのでした! お手伝いをしてくれたみなさん、本当にありがとー! 

 

f:id:kurashiCocoro:20200627181152j:plain

 

しかしねぇ、いてもいなくても作業に影響がないワタクシの存在って一体…。ああ、無情。

 

もし良かったらそんな役に立たない男の顔を見に、『くらしの宿Cocoro』に遊びに来てくださーい。

 

ご予約はこちらから

 

今なら田んぼも畑も、体験できることいっぱいです! 夏野菜もドッサリ取れ始めました。自然栽培のお野菜とかまどご飯、どちらもとっても美味しいですよ〜。

 

熱中症にはくれぐれも気をつけて、楽しく作業しましょうね〜(笑) お待ちしてまーす。

田んぼの再生プロジェクト・その1【人力編】

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。ここ数日、梅雨の中休みが続いていましたが、今日は梅雨らしくシトシトと雨が降っています。畑にも人にも優しい1日になりました。

 

今年は田植えイベントを2回開催し、両方とも大勢の方に参加していただくことができました。参加してくれたみなさん、ありがとうございました! みなさんのおかげでとっても充実した田んぼライフを送っています。

 

が、しかーし! 今年のワタクシは田んぼプロジェクトをコッソリと進めていたのです。

 

それは田んぼの再生。

 

10年以上耕作放棄されて荒れ放題の田んぼを、もう一度ちゃんとした田んぼに戻そうというマイプロジェクトです。

 

ちなみにこの10年以上ってのはお隣のおじいさんが記憶を頼りにおっしゃっていたのですが、荒れっぷりからすると20年とか、そんなくらいかもしれません。

 

10年だろうが20年だろうが、ガチ農家さんにとってはプロジェクトというのも小っ恥ずかしいくらいの内容なんですがね…。ワタクシ、そこまで根性ありませんから。こんなの成功させちゃった日にはプロジェクトX出れんじゃね? くらいのレベルですよ。

 

田舎に移住してみたらご近所さんから「今はやってないんだけど」とか言われて、ちょっと荒れた田んぼを貸してもらえる、というケースは移住あるあるだと思います。そんなかたの田んぼスタートアップのお役に立てればと願っています。あとワタクシたちが提唱している『小さな農家』を目指すかたにも、ぜひ読んでもらいたいです。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

ちなみに今回の田んぼの面積は約800平方メートル、8畝です。『小さな農家』の田んぼは500平方メートルなので、それよりは少し大きめです。でも復旧の作業自体は全く同じです。

 

 

目次です。

 

10年以上放棄された田んぼはどうなるのか?(5月18日)

こうなります。田んぼはどこにあるのですか? と地主さんに真顔で質問したいくらい、いざぎよい荒れっぷりです。

f:id:kurashiCocoro:20200623182952j:plain

 

まず目に付くのはススキ。大人が抱えきれないくらいの大きな株に育っています。

 

葛(クズ)も遮るものがないので、のびのびとツルを伸ばし放題。

 

そして田んぼの中に木が生えてますね。この田んぼにはウルシの木が何本か生えていました。

 

あとはひたすら草、草、草…。

 

かつては美しかったであろう石積みの畦はすっかち落ち、田んぼの中には大小の石がゴロゴロしています。

 

水路もこの写真ではどこにあるのか分かりませんね。

 

たった10年やそこら放置しただけで、田んぼってこんな風になるんです。そして一度こんな風に荒れてしまうと、なかなか元に戻すのは難しくて、その結果ますます耕作放棄地が増えていきます。昔の人が熱心に田んぼのお世話を続けた気持ちがよーく分かります。

 

さ〜て、一体どこから手を付けようかな。

 

なんて考えるヒマもなく、体は勝手に動きます。ここまで荒れた田んぼは初めてだけど、過去に何度も耕作放棄地を再生してきた経験がありますからね。もう慣れたものです。

 

手順その①

草を刈る(5月20日

ま、当たり前ですわね。ここはもうひたすら草刈りマシーンと化して、草を刈っていきます。木が生えているのでそれも切ります。細ければ刈り払い機で、太かったらノコギリで。まずは田んぼの地上に出ているものを、全部キレイにしちゃいましょう。

 

で、切ってみるとアラ不思議。何となく田んぼに見えて、…こないか。

f:id:kurashiCocoro:20200623184922j:plain

 

草がなくなったので、どこにあるのか謎だった水路も見えてきましたよ。

 

手順その②

刈った草をどける(5月24日)

お次はその刈った草を、田んぼから出します。これをしないと、このあとの作業が進まないので、大変ですが頑張ります。

 

刈った草なんですが、スペースがあればドサッと山に積んでおきましょう。時間はかかりますがいつか堆肥として使えます。今回は空いている場所がなかったので、数日乾燥させて燃やしました!

f:id:kurashiCocoro:20200625080157j:plain

 

晴天が続いていたので、いい感じで燃えてくれました。

 

ここでまず注意してもらいたいのは、野焼きは法律で禁止されていることです。ワタクシたちが住んでいる郡上市でも、もちろん禁止されています。

 

ごみ(廃棄物)の野焼き(屋外焼却)は禁止されています | 郡上市 Gujo City

 

ただし、いくつか例外が設けられていて、その5にこう書いてありますね。

 

5.農業、林業又は漁業を営むために必要な廃棄物の焼却等

 農業者が行う稲わら等の焼却

 林業者が行う伐採した枝条等の焼却
 漁業者が行う漁網に付着した海産物、流木の焼却等
※生活環境の保全上著しい支障を生じる廃ビニール等の焼却は含まれない。

 郡上市HPより抜粋

 

当然と言えば当然です。 ワタクシは農業者の認定を受けています。という訳で、法律的にはOKなのですね。 

 

認定を受けていない人は、お住まいの市町村に相談をしてみましょう。と優等生的に言いたいところですが、その回答もだいたい想像がつきます。たぶん行政は「焼却場に持ち込んでください」と答えます。

 

今回の田んぼでいえば、軽トラ10杯分くらいの草や木が出ました。それを何度も積み込む手間、焼却場へ持っていく時間や費用などを考えると、それはちょっと現実的ではないですよね。実際には山積みか燃やすか、どちらか二択になると思います。

 

山積みはなんの許可もいりませんが、燃やすのであれば農家でないとちょっと難しい。ですので何かしら正当な理由を設けておくことをオススメします。

 

野焼きでもう一つ気をつけることは、風向きです。必ず風下から火を付けてください。早く燃えるだろうと風上から付けると、火が風にあおられて草木の表面をすべり、それはそれは大変なことになります(経験あり…)。特に田んぼや畑のような広い面積に火を付けると、上昇気流が起きて火の竜巻が発生したりもします。

 

正直言って、命の危険を感じるくらいの恐ろしさです…。

 

なので火をできるだけ小さくして、ジワジワと燃え進んでいく、という感じで燃やしていきましょう。安全な野焼きの方法を具体的に言うと

 

・刈った草や木は一カ所に集めず、なるべく均等に広げる

・風のない日の、できれば午前中に燃やす

・火を着けるのはまずは一カ所だけ

・消火用の水を必ず用意する

 

などが考えられます。

 

で、燃やしたあとは、ホラこの通り。もうすっかり田んぼに見えて、…こないか。

f:id:kurashiCocoro:20200625082948j:plain

 

石をどける(5月26日)

この田んぼ、昔は石積みの畦や土手が巡らされていたようです。それが何度かの大水や獣の侵入によってすっかり壊されていました。そしてその石が田んぼの中の至る所に散らばっているという、もうとっても残念な状態に…。

 

このままではトラクターをかけられないので、一つ一つ石を拾っては田んぼの外へ出します。周囲に石積みがあった時代はさぞ美しかったんでしょうけどね〜。石を積む技術はないので今回は諦めましたが、数年後にはチャレンジしているかもしれません。

 

手順その③

根っこを掘る(5月27日〜6月1日)

田んぼの表面はとりあえずキレイになりました。次はいよいよ未知の世界、地面の中へ突入です。

 

ススキは根っこは直径が60センチ以上ありますかね。まずはツルハシで周囲に穴を掘り、丸太やバールを差し込み、大きな石を支点にしてテコの要領でグイッと持ち上げます!

 

はい、一気に持ち上げてっ! 

 

…なのですが、根っこってそう簡単には持ち上がってくれません。そりゃそうです。彼らにも生活がかかってますからね。そう簡単にニンゲンにやられる訳にはいかないですよね。

 

仕方がないので周囲の細かい根を剣先スコップで切ったりして何度もトライします。もうここはひたすら体力勝負。ノウハウも何もありません。

 

ススキはススキで大変なのですが、葛はそれ以上にやっかいでした。葛は茎を見たら分かるように、根っこも土の中をツル状に伸びています。それが田んぼの中を縦横無尽に走りまくっているんですよ。

 

これを手で引き抜きます。スポッとうまく抜けるところはいいのですが、石があったり木の根に絡んでいたりで、その都度作業が中断します。

 

途中で「これで葛きりを作ったらたいそう美味いんじゃなかろうか?」という悪魔の誘惑が頭をよぎったのですが、そんな余裕をかます時間も体力もなく。ただひたすらに引っ張っては抜く、引っ張っては抜くを繰り返しました。

 

そして悪戦苦闘すること数日間。あまりのしんどさに写真は1枚もなし。お手伝いに来てくれた人が腰を痛めたり、アメリカンレーキが壊れたり、はたまたクワが曲がったり、といったトラブルもいくつかありましたが、何とか大きな根っこを取り去ることができたのでした。

 

後半に続きます。

 

自分でマメを育ててちょーだい! という、ほぼ投げっぱなし的だけどマジメな提案

《講座のお申し込みは6月23日をもって終了しました。多数のお申し込みありがとうございました!》

 

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。二回にわたる田植えイベントが無事に終了しました。

 

一回目は曇り、そして二回目は土砂降りというお天気でした。特に二回目は目印として田んぼにひいたラインが雨でみるみる消えていく、というなかなかイリュージョンな1日でしたが、参加者のみなさんのおかげでやり切ることができました! 

 

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました<(_ _)>

 

田植えが終わったので、次は豆ですよ! この時期の農家はやることいっぱいで、ヘトヘトになりつつもなかなか休んでいられません。ああ、もっと体力が欲しい…。

 

さて以前にFacebookで投げかけた、大豆と小豆の育てる『豆・マメワークショップ(仮)』ですが、その詳細が決まりましたので、お知らせしまーす!

f:id:kurashiCocoro:20191025182507j:plain

大豆に囲まれて大喜びするワタクシたち

 

当初は宿で座学・畑で実技、というワークショップスタイルを考えていたのですが、まぁコロナや梅雨入りなんかもありまして、実際のところ開催は難しいという結論に至りました。

 

ただ「大豆の育てかたを教えて欲しい」というお声は複数の方からいただいておりまして、何とかお伝えする方法はないものかとずっと考えていたところ、グッドなアイディアがひらめいちゃいましたよ!

 

自分で育ててくれっ!

 

名前を付けるならそうだな〜、『講師は何もしないけど自力で育てるマメ講座』かな? 

 

ハハハ、そんなの講座ちゃうやろ。自分で言うのも何ですが、まぁテキトーですわね(笑)

 

って冗談はさておき、これではワタクシ何の役にも立たないただのオッサンなので(実際その通りなんですが…)、ちゃんとした講座を開講しますよ!

 

ちゃんとした講座はこのようになっています。

 

講座の内容 

① 大豆と小豆のタネのお渡し 

タネですが、大豆は『福丸』。私たちが2013年からタネを採り続けている大豆です。大粒で糖度が高く、お味噌にするとむちゃくちゃ美味しいです! ちなみにお味噌はこんな感じで毎年仕込んでいます。今年ももちろん仕込みました! 

 

私たちがお味噌を仕込みつづける理由(前編) - くらしの宿Cocoroのブログ

私たちがお味噌を仕込みつづける理由(後編) - くらしの宿Cocoroのブログ

 

小豆は『大納言』です。2016年くらいに北海道の有機農家さんから分けていただいたものです。以前は地元の和菓子屋さんに出荷していたのですが、「粒が大きすぎて機械を通らないのよ〜」とビックリされたことがあります。これまたタネ採りを続けながら育てています。

 

もちろんどちらも無肥料・無農薬の自然栽培で育てたタネです。

 

大豆は50粒、小豆は20粒お渡しします。今年はまずタネを採ることがゴールです。来年以降しっかり収穫をして、思う存分召し上がってくださいね〜。

 

② 詳しい育て方 

次に育て方ですが、非公開のブログにまとめます。最初は紙に書こうと思ったのですが、作業をしながら確認ができるように、講座を受けられた方だけが見れるブログにしました。文章だけではなく写真なども載せて、初心者の方にも分かりやすくお伝えいたします。

 

お近くにお住まいの方は、畑の見学も大歓迎です。

 

③ 質疑応答

質疑応答ですが、分からないことが出てきたらワタクシに直接質問してください。できるだけすぐにお返事ができるよう心がけますが、作業中で手が離せないなど、お返事が遅れることもあります。これは大事な質問だと感じたら、先ほどの非公開ブログに追記してみんなで共有したいと考えています。

 

募集期間と人数

募集期間は6月末まで、募集人数は20名です。

 

タネに限りがあるので、20名以上はどう頑張ってもムリなのです。6月末までに20名に達したら、その時点で募集は終了です。お振り込みを確認できた時点で、正式なお申し込みとさせていただきます。

 

講座を受講するには

メールやメッセンジャーなどで受講希望とお伝えください。その後、お振り込み先などをご連絡いたします。メールはこちらです。

kurashicocoro☆gmail.com

(☆を@に変えてくださいね)

 

受講料

講座の受講料は1,000円です。銀行へのお振り込みかPayPayでお支払いください。お振り込みを確認後、タネの発送と非公開ブログのパスワードをお伝えします。

 

注意点

豆をまく時期は地域によって異なります。ここでは岐阜県北部〜中部での標準的な播種時期をお伝えしますので、遠方の方は地元の種屋さんか農家さんに聞いて、適切な時期を調べてくださいね。

 

この機会に大豆と小豆の育て方を学んで、小さな農のあるくらしを楽しんでください。ご参加、お待ちしています!

 

 

 

 

 

田植えのシーズンがやってきた!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。昨日まではカラカラの晴天が続いていましたが、今日は土砂降り。絵に描いたような梅雨入りです。これで野菜たちが大きく育ってくれるでしょう。楽しみ楽しみです。

 

さて先日お伝えした件ですが…

kurashicocoro.hatenablog.com

 

その後、みさなんがチョコチョコと「にほんブログ村」のバナーをクリックしていただいているおかげで、なんと最高でカテゴリー2位を獲得することができました! みなさん、ご協力ありがとうございます。これからも記事が面白かったら(あ、面白くなくてもね!)ポチッとお願いします<(_ _)>

 

ランキングが上がってよかったことは、ブログに訪れてくれる新規の方が増えたことです。やっぱりランキングの上位のブログはちょっと読んでみようという気になるんですかね〜。一度訪れていただいた方に再度来てもらえるよう、抱腹絶倒・ギャグ満載の記事をこれからも続けていきたいと思います(そんなブログだったのか…)。

 

応援よろしくお願いします!

 

昨日(6/10)ですが、今年1回目の田植えイベント、【ノンビリ♡田植えコース】を開催することができました。平日にも関わらず、予想を上回る大勢の方が体験に来てくださいましたよ。みなさんヒマやな〜、いやいや、ありがとうございました!

f:id:kurashiCocoro:20200611053755j:plain

 

曇り空なのに気温は高めだったのでマスクはなしですが、ちゃんと農シャルディスタンスをキープされてますね。みなさん、さすがです! な〜んてね。マスクにもソーシャルディスタンスにも、医学的な根拠はないそうですけどね。

 

今回はノンビリコースということもあって、田植え初心者さんが多かったです。初めての方はどうしてもビビっちゃいますよね。でもね、私たち、田植えを弥生時代からやってきてる大ベテランなんですよ! DNAレベルでちゃーんと覚えてるんです。だからみなさんすぐに慣れて、どなたにも楽しんでもらえるんだと思います。

 

実際に田植えイベントをしていると、イベントの最中にみなさんの急成長っぷりがよくわかります。最初に比べると、終わりの方は2倍くらいの作業速度になるんですよ! そしていつの間にかあれよあれよと田植えが終わってしまうのですね。

 

コロナもあって久しぶりの農業体験の開催で不安もありましたが、やっぱりみんなで農作業をするのは楽しいですね〜。ご近所さんも何人か応援に来てくださり、そんな不安なんてどこへやら。とっても和やかな感じで郡上の初夏を楽しむことができました。

 

小さな田んぼに予想を上回る参加人数だったので、サクサクと田植えが進みました。そして田植えが無事に終了した後は、お楽しみのタイ料理のテイクアウトにいざ突入〜!

f:id:kurashiCocoro:20200519111250p:plain

 

さながら砂糖に群がるアリのように(どんな例えだ…)あまりの盛況っぷりに最後の方でお米が売り切れてしまい、グリーンカレーがスープと具だけになってしまうというハプニングもありましたが(笑) しんせんさん@tuktuk_shinsen.555、お疲れさまでした。美味しかったよ。ありがとう!

f:id:kurashiCocoro:20200611115627j:plain

 

みんなで植えたタイ米を見ながらタイ料理を食べる…。

 

もしワタクシがサラリーマンで企画書を出したら間違いなく上司激怒レベルの企画だったのですが、思いのほか大好評でした。ニーズって分からないもんですね。これまたご近所さんがご家族の分までテイクアウトしてくださったりして嬉しかったです。こうしてお客さんや地域の方に支えていただけるのは、本当にありがたいですね。

 

調子に乗って今度は秋くらいにタイ米の収穫体験と、タイ料理教室をやっちゃおっかな〜、と企画中です! 決まり次第みなさんにご連絡をいたしますので、お楽しみに〜♪

 

そして今週末には第二弾・ガッツリ☆田植えコースが控えています。私たちがずーっとタネを採り続けてきた大事なお米「イセヒカリ」を植えますよ! くらしの宿Cocoroでお客さまに提供するご飯はこの「イセヒカリ」です。どうしても気合いが入ります。まだまだ人数には充分余裕がありますので、やってみたいという方はお申し込みの上、ぜひ郡上に足をお運びください! 

 

田植えイベント、開催しまーす! - くらしの宿Cocoroのブログ

 

美味しい朴葉寿司をご用意して待ってまーす。

【農家のみなさんへ!】 クワが曲がった時はここに頼むべし!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。毎日お天気にも恵まれ、田んぼや畑の作業が続いています。日中ガンガン作業しては、夜はヘトヘトになっています。でもこうやって作業が続けられるのは、とっても気持ちいいし、本当にありがたいことですね。

 

ありがたいことなんですが…。

 

先日クワが曲がりました…。

 

こんな感じにクニャッ〜と…。

f:id:kurashiCocoro:20200606215048j:plain

 

このクワは知り合いのおじいさんから譲り受けて、かれこれ7年くらい使っている相棒といってもいい存在なんですが、曲がりました…。

 

実はこのクワには前科がありまして、1度目はこんな感じで裂けました。

f:id:kurashiCocoro:20200607205103j:plain

 

なにも裂けなくても(涙)

 

2度目はこーんなに曲がりました。

f:id:kurashiCocoro:20200606215935j:plain

 

いや〜、曲がりすぎやろ。

 

昔の道具って意外とヤワなんですよ。いや、ヤワとはちょっと違うのかな。繊細なんです。勘所をつかまずに力任せに使っちゃうと、それはそれは簡単に逝っちゃいます(涙)

 

クワって、私たち農家にとってはなくてはならない道具です。ギタリストがギターを必要とするように、野球選手がバットを必要とするように、それがなかったらなーんも始まらないよね、という道具です。

 

しかもプロの農家が日々使う鍬は、そんじょそこらのものでは間に合いません。ホームセンターで売っている量販品では全く使い物にならないのです。

 

そんな道具を曲げてしまいました。でも曲がってしまったものは、残念だけど仕方ありません。

 

しかーし農家のみなさん、朗報ですよ! 

 

こんな時に直してくれる鍛冶屋さんがあるんです! コチラです。

fukubekaji.jp

 

農具などを扱っている鍛冶屋さんを「野鍛冶」といいます。

 

私たちが住んでいる岐阜県には関市という「刀鍛冶」で有名な地域があるのですが、「刀鍛冶」と「野鍛冶」は全く別モノらしいのです。「刀鍛冶」に農具を持ち込んでも、修理をしてもらえません。

 

以前農具を直してもらいたくて岐阜県にある鍛冶屋さんを片っ端から当たってみたんですが、野鍛冶をしてくれるところはみつけられませんでした。鍛冶で有名なんだからそれくらいやってよ、と言いたいところです。

 

野鍛冶をしてくれるところはどこかにないものかと探していた数年前。そんな時、旅行先で偶然見つけたパンフレットに、野鍛冶屋さんが載っていました!

 

テンションが上がった私たちは、そのお店に行き、店員さんに根ほり葉ほり聞きました。お店の方いわく「どんなものでも直しますよ!」

 

マジっすかー、ということで最初にお願いしたのが2016年でした。裂けた鍬はキレイになって戻ってきました。そして今回、久しぶりに焼き直しをお願いしました。

 

宅配で送ると、一週間もかからないうちに直ってきます。以前にお願いしたときはテレビで紹介された直後で、全国から修繕依頼が舞い込んでいたので2ヶ月くらい待ったんじゃないかな。それも落ち着いたみたいで、このスピーディさは本当にありがたいですね〜。

 

で、直った鍬がコチラ!

f:id:kurashiCocoro:20200607205906j:plain

 

見るからに鍛えられた感じです。さっそく使ってみたところ、ススキの根っこがスパッと切れます! 鍬ってやっぱり刃物なんだね、という印象です。どうりで一揆に使われるハズだわ。

 

普段の農作業の中でなかなか気に入る道具って少ないんですが、気に入ったものを長く使えるのって本当にありがたいですよね。全国の農家のみなさん、全国でも数少ない野鍛冶をやってくれる『ふくべ鍛冶』さんを盛り立てていきましょーね♪

 

さぁ、今週はいよいよ田植えだ!

kurashicocoro.hatenablog.com

 

まだまだ参加者さん大募集中ですよ!

 

みなさん、よろしくお願いしまーす。