くらしの宿Cocoroのブログ

岐阜県郡上市にあるオーガニックな農泊「くらしの宿Cocoro」。農業から古民家DIY、そしてネコまで。日々のアレコレを綴ります。

農家自慢の手前味噌☆その秘訣はダーンにあり! 

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。

 

何だか秋とは思えない不安定なお天気が続いていますね。お米も大豆も小豆も心配だな〜。心配してもどうしようもないんだけど、でもやっぱり心配だな〜。早く秋晴れの空が見たい! お天道さま、カモン、プリーズ。

 

※2019年10月25日に公開した記事ですが、来年に開催予定の「お味噌作り&お料理教室」の内容を追記、その他の部分も修正して2019年12月11日に再度公開しました。

 

突然ですが、お知らせです。

 

今年のお味噌が解禁になりましたよー!

 

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木桶に仕込んだお味噌。う〜ん、美味しそうだ

 ヤッホ〜イ!

 

今年の2月に仕込んだ手前味噌、約20キロです。大豆のご注文が多すぎて、いつもに比べると仕込み量がかなり少なくなってしまいました。例年だと30キロは仕込むのですね。

 

原料はうちで栽培したお米・イセヒカリで作った米麹、大豆、そしてフェアトレードの天日塩のみ。手作りのお味噌って、原料はこれだけなんですね。原料の1つであるイセヒカリをどうやって育てているか、はコチラから。

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

お米と大豆は無肥料・無農薬で育てたものですが、実はこの大豆がとーってもスゴいんですよ! タネを採り続けて5年くらいになるかなぁ。最初にタネを分けてくれた人に品種を聞いたところ

 

「知らん。味噌用や」

 

とストイック&実用的なお答え…。しばらくは私たちも「味噌用」と呼んでいました。

 

でも途中でそれじゃいくらなんでも大豆がかわいそうだよね〜、ということでわたくしが勝手に「福丸」と名付けました。以来、うちの大豆はずっと福丸です。今年は郡上に引っ越して初めての作付けでドキドキでしたが、予想以上によく育ってくれました! ありがとう、福丸よ!

 

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元気に生長する福丸と私たち

 

福丸のスゴいところはですね

 

 1 大きい

 2 甘い

 3 すぐ煮える

 

なんとこれって、味噌に向く大豆の要件を全てクリアーしているんですよ。さすが「味噌用」なんてテキトーな名前で呼ばれるだけのことはあるね! 

 

ちなみに大豆をサヤから外す作業についてはコチラからどうぞ。ちょっと恐ろしい現実がアナタを待ちうけていますので、心してクリックして下さいね…。

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

で、仕込んでからじっと待つこと約8ヶ月。今年もちゃんとお味噌になってくれましたよー♪ ビバ発酵♡

 

ところでみなさん、お味噌って仕込んだことあります?

 

私たちも農家になる前は、当然味噌は買うもので、自分でお味噌を仕込むなんて考えたことすらありませんでした。でも一度やってみると、意外と簡単です。いや、簡単というか

 

「え? こんなんで味噌になるの? マジで?」

 

くらいの、驚きのレベルです。

 

ではここでくらしの宿Cocoroがどうやってお味噌を仕込んでいるのかを、写真も交えてチョロッとお伝えしまーす。

 

 

 

ステップ1 大豆を煮るor蒸す 

前日から水に漬けておいた大豆を、柔らかくなるまで煮るor蒸します。指でつまんでスッと潰れるくらいが目安です。福丸だと2時間弱かなー。煮ている間、アクをこまめに取ります。

 

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大豆が柔らかくなるまで弱火でコトコト。部屋中に大豆の甘い香りが立ちこめます

 

ステップ2 塩切り麹を作る

麹と塩をあらかじめよーく混ぜておきます。これが「塩切り麹」。塩は最後の方で使うので、少し残しておきます。

 

ステップ3 大豆を潰す

すり鉢でもミンサーでも何でもOK! なめらか〜にしてもよし、適度に粒が残っていてもよし。なんつっても手前味噌なんだから、お好みで大丈夫なのです!

 

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みんなでスリスリすると楽しいのです♪

 

ステップ4 塩切り麹と潰した大豆を混ぜ、団子にする

 こんな感じでね。団子にするってなんか楽しいよね〜♪ 子どもちゃんも大活躍!

 

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塩切り麹とすった大豆を混ぜてソフトボール大の団子にします

 

ステップ5 ダーン!

そして力の限り、仕込み容器の中にダーンと投げつけます! 容器の下にはあらかじめ先ほど残しておいた塩を半分ほどふっておきます。ダーンと投げつけるのは、団子の中の空気を抜くためです。よっしゃー、遠慮せずに全力で投げてこーい!

 

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そしてダーン!! くれぐれも的は外さないように!

 

ステップ6 表面を平らにし、フタをする 

ダーンが終わった後は表面を平らにならし、残った塩をふり、ラップなどで表面をピッタリ覆ってからフタをします。この覆いが甘いと、空気に触れたところからカビが出ます。

 

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これが仕込んだ直後のお味噌。冒頭の写真と比べてみてください!

 

くらしの宿Cocoroではラップは使わず、竹の皮や笹、昆布などを使っています。うちはカビはほとんど出ないんですよね。古民家なので風通しが良くて、気温が安定しているのが、発酵にいいのかもしれません。

 

フタをする時は、容器とフタの間から虫がはいらないように、新聞紙などをかませます。

 

そして最後はフタをする時のおまじない。

 

「おいしくな〜れ♡」

 

コレ、意外と大事です! 

 

ステップ7 じっと待つ

 そしてじっと待つこと8ヶ月。カビが出やすくなるので、天地返しは一度もしません。今年はこんなお味噌に育ちましたよー。

 

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今年は覆いに熊笹を使いました。たまりも良く出てますね〜

 

 そんな手間ひまかけた、…う、いや、かけてないかも…、お味噌を、くらしの宿Cocoroへ味わいに来て下さいね〜。味噌汁に、お鍋に、そして日本酒の肴に。う〜ん、しみじみした味がたまりません。

 

そして来年もお味噌作り教室を開催しますよ〜。詳しくはコチラからどうぞ!

kurashicocoro.hatenablog.com

 

 

みなさんにお目にかかれることを楽しみにしていまーす!

お味噌仕込み教室開催のお知らせです!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。今日も山は雪でした。もうすぐこの辺りにも雪がおりてくるのかな。今年もボンヤリと暖かいので、早くピリッとした寒さがやってきて欲しいですね〜。

 

ちょっと気が早いですが、今回は来年早々に企画している、お味噌仕込み教室のお知らせです。

 

くらしの宿Cocoroは「たがやす・たべる・くらす」を体験できる、オーガニックな農泊です。農とくらしが持つ深くて豊かな魅力をみなさんと一緒に感じたい。そしてみんなでゆったり幸せに毎日を過ごせたらいいなぁ~と思っています。

 

今回は新春のイベントとしまして、郡上産の自然栽培(無肥料・無農薬)の大豆とお米を使った

 

「自然栽培の大豆と米麹で仕込む 手前味噌&お料理教室」

 

を開催します!

味噌原料。米麹、大豆、塩

これがお味噌の原料です。右から米麹、大豆、お塩です

 

最近、お味噌作り教室っていろんなところで開催されていますよね〜。参加された方も、たくさんみえると思います。それだけ自分たちの手でお味噌を作るのが一般的になってきたということなので、農家としては嬉しい限りです。

 

ちなみにくらしの宿Cocoroでどんな風にお味噌を仕込んでいるのか、はコチラからどうぞ! お味噌を仕込むのって、ホントに楽しいんですよ〜♪

kurashicocoro.hatenablog.com

 

 

今回の「自然栽培の大豆と米麹で仕込む 手前味噌&お料理教室」は、一泊二日で大豆の下準備(選別、洗い、浸水、蒸し上げ)から、お味噌や米麹を使ったお料理教室と交流会、そしてお味噌の仕込みがセットになった、お腹いっぱい、大満足間違いなしのイベントです。

 

しかもですよ!

 

とーってもお値打ちな新春価格となっております! ぜひこの機会にくらしの宿Cocoroに遊びに来てくださーい。

 

なお、お味噌仕込み教室は冬の間、いつでも受け付けています。参加人数5名以上で開催いたしますので、お気軽にお問い合わせ下さいね。大豆が売り切れ次第、今期のお味噌仕込み教室は終了となります。

お味噌を仕込む様子。みんなで大豆を丸めている。

毎年こんな風にお味噌を仕込んでいます!

 

今回の「自然栽培の大豆と米麹で仕込む 手前味噌&お料理教室」は、全部で三回開催いたします。

 

そしてお料理教室の講師は、毎回違う方をお招きします! みなさん、農と食にこだわって、本当に美味しい独創的なお料理を作られる方ばかりなので、私たちもどんなお料理ができるのか、今から楽しみです♪

 

お料理教室終了後の交流会は、お料理教室で作ったおかずと、愛農かまどで炊きあげたふっくらご飯をお供に、みんなでワイワイ楽しみましょう。 お酒を飲みたい方はご持参くださいね。

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かまどで炊きあげたお米はとっても美味しいのです♡

 

 

以下はイベントの詳細です!

  

【参加費】

ご宿泊コース 13,000円(1泊2食付き+お味噌教室+お料理教室)

お料理&お味噌教室コース 8,000円(お料理教室、夕食、交流会とお味噌教室)

 

 

※1 大豆の下準備は、ご宿泊コースにご参加の方のみとなります。

※2 できあがりのお味噌は約2キロです。お味噌を増量したい方は1キロにつき1,500円にて承ります(事前にご予約が必要です)。

  

【日程】

第一回 2020年 1月18日~19日

第二回 2020年 1月25日~26日

第三回 2020年 2月1日~2日

予備日 2020年 2月8日~9日(上記日程が天候などで中止になった場合の予備日です)

 

各回とも定員は10名です。

定員になり次第、受付は終了し、キャンセル待ちとなります。

 

 【スケジュール】

初日

14時~ くらしの宿Cocoroに集合。大豆の選別、水洗い、浸水。

16時~ お料理教室開始。

18時~ 夕食、交流会、宿泊。

 

二日目 

8時~  大豆を蒸す。その間に朝食。

10時~ お味噌仕込み教室開始。

12時 終了~解散。

 

【持ち物】

・お料理ができる格好

・大きめのすり鉢とすりこぎ

・お味噌を入れる容器(仕込んだお味噌の上に重石を置きますので、容量6リットルほどの容器をご持参下さい)

 

【講師紹介】

第一回 2020年 1月18日

アトリエ風土 鈴木 ゆき子さん

 

第二回 2020年 1月25日

TAKANA FAMILY FARM 田中 ダイジさん

 

第三回 2020年 2月1日

hokimoto 保木本 耕太さん

 

詳しいプロフィールは後日アップしますね〜。 お楽しみに!

 

【お申し込み・お問い合わせ先】

お申し込み

kurashicocoroあっとgmail.com (あっとを@に変えてメールしてください)

もしくは

ご予約はこちらから

からお願いします。

 

その際に ①お名前 ②ご住所 ③参加人数 ④参加日 ⑤参加コースをお伝え下さい。その後、ご入金方法など詳しい情報をお知らせします。

 

ご質問など

お申し込みと同じところからお願いします。

 

【キャンセルポリシー】

キャンセルについて

・ 仕込みの都合上、開催週の木曜日以降のキャンセルは受け付けることができません。

・ 開催週の水曜日以前のキャンセルは、全額をお返しいたします。

 

開催中止、または延期について

・ 悪天候などにより、当日ご来場ができない場合は、半額をお返しし、仕込んだお味噌を後日配送させていただきます。

・ 悪天候などにより、開催ができない時は、予備日にご参加ください。ご参加になれない方には全額をお返しいたします。

 

返金について

・ 返金にともなう入金手数料は、各自でご負担をお願いします。

 

さてさて。今年はどんな方と一緒にお味噌を仕込めるのかな〜? みなさん、よろしくお願いしまーす♪

 

もうすぐ「母情」の蔵開きだよ!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。昨日、山の上に雪が降りました。もうすぐ里にもおりてくるのかなぁ。早く薪を切ったり、片付けをしなくちゃな〜。

みなさん、今週末の12/7は「母情」の蔵開きですよー!

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蔵開きのチラシでーす

母情というのはですね、郡上市大和町にある酒蔵、平野醸造の代表的なお酒です。ご近所さんがそこで杜氏をされていて、そのご縁で今年お酒用のお米、酒米の田植えに参加させていただくことができました! 

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笑顔がステキな杜氏さんです。当日は酒蔵案内もありますよー!

植えたのは酒米で有名な「五百万石」! 

昔から酒米をやりたいなぁ、なんてずっと夢見ていたのですが、お手伝いとは言えようやく夢が叶いました! ありがとうございました!

蔵開きでは、その「五百万石」で醸したお酒が限定で販売されますよ〜。明建神社という由緒ある神社に残されていた木樽で醸された『風土酒』というお酒です。

郡上で育てたお米を、郡上の木樽で、郡上の水で醸す。

たぶん郡上の自然を感じられるお酒に仕上がっていると思います。

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木樽で醸されている風土酒。う〜ん、楽しみだ♡

日本酒好きのみなさーん、ぜひ郡上に遊びに来てくださーい。

ぼくは蒸し牡蠣を作る予定です。あれ? 農家なのになんでだろう? ま、細かいことは気にせず、とにかく来なされ(笑)

前日入りして万全の体調で蔵開きに臨むもOK。ほろ酔い気分で当日泊も大丈夫。まだまだご予約承り中です。お泊まりの際はくらしの宿Cocoroをよろしくお願いしまーす♪

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くらしの宿Cocoroにもキャッシュレスの波が!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。今日は雨です。数日間続いた氷点下の朝でしたが、今朝は雨のおかげでちょっとだけおだやかでした。でも雨だと部屋が寒いんだよな〜。よし、どっさり着込んで乗り切るぞ!

 

タイトルにもありますが、くらしの宿Cocoro、キャッシュレス決済を導入しましたよ。といっても現状ではPayPayだけなんですが。

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取りあえず玄関に置いてみました(笑)

 

実はクレジットカードの導入も検討したのですが、手数料がけっこうかかるんですね〜。今は政府が補助金を出しているので1%台なんですが、ゆくゆくは3%台に値上げされるようです。やっぱりクレジットカードはうちくらいの規模だと難しいのかなぁ。同業者のみなさん、何かいい案があれば、ぜひ教えて下さい。

 

今までは現金、もしくは事前の銀行振り込みだけだったので、少しは便利にお使いいただけると思っています。個人的には現金(特に小銭がキライです)を持ち歩きたくないので、キャッシュレスは大歓迎なんですけどね。

 

ただ気になって調べてみると、お金の流れが政府に把握されてしまうから怖いよ〜、みたいな懸念があるんですね。でも個人的には把握されたところで困ることはないし、不安があるなら使わなければいいだけだしね。今回はお客さまの利便性の向上を考えて、導入することにしました。

 

PayPayでのお支払いができるのはこんな感じです。

 

  1. 宿泊料金
  2. 農作物(お米や野菜など)
  3. 手作りの雑貨(ジュート製タワシやミゴぼうきなど)
  4. ワークショップの参加費
  5. マルシェなどに出店している時のお支払い
  6. 遠方の方も基本的に大丈夫です。※QRコードのやり取りや、その後のお振り込みの確認で少しお手間をおかけします。

 

合わせて政府が行っている「キャッシュレス・消費者還元事業」の申請も無事に通りましたので、PayPayでお支払いの方には5%のポイント還元があります! しかもたま〜に1000ポイント当たるようです。

 

この機会に、ぜひくらしの宿Cocoroにお越しくださーい。

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お待ちしてまーす♪

急ピッチで冬の準備をしなくっちゃね

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。う〜、寒い。連日、氷点下の朝です。

 

つい最近まで「今年は暖かいね〜」なんて言っていたのが、ウソのよう。これからますます寒さが厳しくなっていくので、気合いを入れてくらします!

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今朝は一面に霜が降りていました

 

くらしの宿Cocoroは、山に挟まれた東西に長い谷にあります。郡上に引っ越す前に住んでいた揖斐(いび)という場所も、やはり谷でした。別に特に谷好きというわけではないんですが(そんな人いないか…)、なぜか谷に縁があります。

 

同じ岐阜県、そして同じような地形なので、気候も似ているのかと思いきや、これがビックリするくらい違います。

 

揖斐では冬になると、家が揺れるくらい強い風がよく吹きました(ボロ家でしたが…)。郡上ではそれほど強い風は吹きません。

 

湿度も違います。揖斐は湿気にかなり悩まされ、いろいろと対策をしました。郡上はすぐ裏に小川が流れているのに、家の中はいつもカラッとしています。土壁なので壁が結露することもないし、とても快適です。

 

夏の夜が涼しいのは似ているけど、郡上は窓を開けて寝ていると、寒いくらいの夜があります。当然クーラーなんて必要ありません。ただ家の構造上、ゲストルームは風が通りにくいので、来年の夏に向けて何か対策をしなくちゃな〜、と考えています。

 

そんなくらしの宿Cocoroでは、現在急ピッチで冬ごもりの準備中! って単に時間がなくて焦っているだけなんですが(笑)

 

何をしているかというと、こんなことをしています。

 

 

畑の片付け

畑の片付けは、今年使った畑を整備して、来年に備える作業です。支柱をまとめたり、ネットを外したり、機械を整備したり。これをしっかりやっておくと来年が楽なのです。えぇ、えぇ、分かってはいるんですが、…実はつい後回しにしがちな作業です(汗)

 

豆類の脱粒と選別

豆の脱粒とは、サヤを外したりサヤから豆を出したりする作業です。

 

でもって大豆を外す作業はとってもキケンなんだよね! 、というお話しはコチラからどうぞ。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

これは選別をしているところ。1粒ずつ目で見て選別します。

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豆の選別はおしゃべりしながらノンビリと♪

 

うちでは来年のタネ大豆、お味噌用の大豆、納豆用の小粒大豆、そしてクズ大豆に分けます。寒いから足下が冷えるわ〜! 

 

薪割り庭木の剪定

薪割りってのは、ロッキーなんかがやってるアレですね。斧をふりかぶって一発でパキッ! な〜んてことは実際にはあまりなくて、細かくコツコツと割っていきます。

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こんな感じで端からコツコツと割っていきます

 

木の形を見て、削ぐように端から細く割っていくんですが、失敗して空振りすると斧が自分の足に向かってくるので、むちゃくちゃ怖いです。ケガをしないよう気をつけて作業します。

 

庭木も剪定して、太い枝と細い枝に分けて乾燥させ、かまどや薪ストーブで使います。資源が有効活用できるのは本当にありがたいです。実は裏には山もあって、10年以上ほったらかしでジャングルになっているのでなんとかしたいのですが、これは来年の課題だな。

 

編み物

そして冬と言えば編み物! 靴下やマフラーを編んだり、破れた衣類を繕ったり。

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編み物にネコは付きものです

 

これは台所で使うタワシをジュートで編んでいるところ。以前はナイロンのエコタワシを使っていたのですが、マイクロプラスチックが気になって、ジュートに変えました。くらしの宿Cocoroで販売もしているのですが、丈夫だし汚れもよく落ちます。煮沸して何度も使えます。環境にも優しので、人気の商品です。

 

 

私たちはこんなことをほぼ毎日やっています。当然お客さまにも、いろいろとお手伝いをいただいています。みなさん、喜んで手伝って下さるので、とてもありがたいです。

 

くらすってこういう日々の連続なんですよね。

 

何にも特別なことはないけど、でもそれを1つずつやっていかないとくらしが上手く回らない。現代はそれをお金で買うスタイルだけど、私たちはできるだけくらしを自分たちの手に取り戻したいと思っています。ま、手間っちゃー手間なんですけどね(笑) でも手間のかかるくらしも、やってみるといいもんですよ。

 

寒さが本格的になる前に、ぜひそんな手間がかかるくらしの宿Cocoroにおいでください。

 

ご予約はこちらから

 

夜は薪ストーブを囲んで、ゆったりした時間をお楽しみいただけます。くらしトークしましょうね。

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毎朝毎晩、大活躍の薪ストーブさん。いつもありがとう!

 

お待ちしてまーす♪

 

 

 

 

 

 

 

【古民家を素人がDIY】 キッチンカウンターを作る方法

こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。こないだ買い物に行ったら「ブログ読んでますよ」と言われました。ありがたいけど、なんだか恥ずかしいものですね〜。でもこれからも読んでもらえるように頑張ろー! と改めて思いました。

 

〜2018年作業日誌より〜

11/7〜8 キッチンカウンター、キッチン側のパネルを貼る

 

ようやく台所のキッチン作りが始まりました。思い起こせば、12月の末に引っ越しを予定していたので、それまでにはなんとしても台所を作ってしまいたーい! そんなちょっと焦り気味の状況でした。

 

 

 

キッチンカウンターって?

台所のカウンターの事。立って使用するため高さが90cmほどあり、シンク水道が設置されている。調理のしやすい様に、天板が比較的細長い形をしているというのが特徴

 

キッチンカウンターとは - コトバンク

 

 お恥ずかしい話、ワタクシはそれまで「キッチンカウンター」というものを知らなかったのです。ちなみにアイランドキッチンも、知りませんでした…。

 

妻が「キッチンカウンターを作ろう」と言い出した時に、初めてその存在を知ったのです。自分のあまりの無知に、今さらながらにビックリしました。

 

これがあると、何がいいかって、作ったお料理をさっと出せること。そしてなんと言っても、お客さまとの一体感です! キッチンに入られる方も、リビングでくつろぐ方も、同じスペースを共有できますからね~。

 

と思って、トライしてみました!

 

何がなくとも設計図

設計図はDIYの基本ですね〜。まずは設計図を書きます。やっぱりワタクシはキッチンカウンターの具体的なイメージがつかめなかったので、妻に書いてもらいました。ちなみにキッチンに関しては、ほとんど全て妻の設計です。

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プロの方が見たらたぶんビックリするだろうな〜

 

素人仕事なので、これくらいの設計図で充分です。で、これに沿って作業をするんですが…。

 

例えば今回の場合だと

「9ミリの杉板を貼ろう」

と決めるところまではいいんですが、いざ買おうと思って近所のホームセンターに行っても、売ってなかったりします。ネットなら確実に買えますが、送料がむちゃくちゃ高いです。

 

で、うう〜ん、どうしたらいいんだろう、どこに売ってるのかしら、とか悩むわけですね。悩みもだえる私たちの様子はコチラから。

kurashicocoro.hatenablog.com


 ホント、全然作業が進まないんですよ…。素人作業の悲しいところだけど、私たちはこれがDIYの楽しみだと思っています。いや、負け惜しみじゃなくてね(笑)

 

悩んだり迷ったりして、その答えを探すべく考えたり実際に動いたりしていると、そうか、コレはここへ行けばいいんだ、というのが大体分かってくるんですね。コレはあそこで質問したら教えてもらえそうだぞ、というのもつかめてきます。欲しいものはないけど、コレで代用できそうだ、みたいな応用編もあります! 

 

ま、その前に数え切れないほど失敗するんですけどね(笑) くらしの宿Cocoro流「失敗のススメ」はコチラからどうぞ!

kurashicocoro.hatenablog.com

 

そんなコツがつかめてくると、いろんな作業がずいぶん楽になります。作業がスムーズに進み出すと、DIYはとっても楽しいですよ〜♪

 

下地を作る

大工さんが作ってくれたキッチンカウンターの基礎はこんな感じでした。実は最初はこれも自分たちで作ろうと思っていたのですが、基礎はしっかりしていて欲しい。たぶん私たちの腕ではフニャフニャの基礎になってしまうよね(泣) ということで大工さんにお願いしました。 

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これがカウンターの基礎です。何事も基礎は大事ですね〜

 

この基礎にまずはパネルを貼ります。パネルをカットして、柱にビスで留めていきます。パネルは基本的にサブロクという規格です。910×1820ミリです。この大きさで計算をしていきます。

 

パネルを貼るとこんな感じ。お〜、なんか早くもそれらしくなってきた気がするぞ。こんな小さな一歩でもテンションが上がります! この沸点の低さ! さすが素人だ(笑)。

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パネルを貼っただけで満足する私たち

 

お次はこのパネルに、防虫効果と防腐を兼ねて、柿渋を塗ってみました。

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おお〜、雰囲気が変わる〜。って下地だから全部隠れますけどね

 

パネルのないところには、調味料などを入れるスペースになります。木を組んで箱を作ってはめ込みます。釘が見えないように組むのがポイントです。

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後にとっても便利なことが分かった調味料入れのスペース。オススメです!

 

これで下地はほぼ完了です!

 

タイルを貼る

水がかかりそうな場所は、タイルを貼って防水することにしました。

 

実はこれがけっこう大変でした。

 

DIYでタイルを貼るって、あんまりみなさんやらないんでしょうかね? ネットで探しても、タイルの貼り方ってあまり見つからないんですよ。なのでほぼ自分たちで考えた、自己流です。かなりの確率で間違ってると思いますが(笑)、貼ることはできます! なので大目に見て下さい。

 

ランダムにタイルを貼るのはちぎり絵みたいでとっても簡単なんですが、ピシーッと真っ直ぐ貼るのは技術が要ります。今回は真っ直ぐな貼り方にチャレンジしまーす!

 

まずはタイルを真っ直ぐに貼るために、基準となる水平の線を引きます。この基準線がないと真っ直ぐ貼れないので、何はなくとも線を引きます。

 

が、しかーし! 

 

柿渋を塗ってしまったので、線がほとんど見えませーん(汗) 心の目を最大に開いて頑張りました!

 

次はボンドを塗ります。ボンドは薄く、均一に、が基本です。厚く塗ってしまうと、タイルを貼った後にはみ出してきて、目地が入れられないからです。

 

でもボンドを塗ったら、ますます水平線が消えるじゃないか。えー、どうしたらいいのー? 

 

でもそんなノンキなことを言っている余裕はありません。ボンドが乾く前にすばやくタイルを貼っていかなくてはならないんです。追われるワタクシ(ボンド担当)と、追う妻(タイル担当)。息もつかせぬデッドヒートが夜な夜な続きます。

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ボンドを塗ると、下地に引いた線が全く見えませぬ…。当たり前か

 

じつは後日、友だちの家でタイル貼りを手伝ったのですが、そこにはレーザーの水平器があり、こいつでピーっとやればとーっても簡単に水平が出ることが分かりました…。なんだよー、文明の利器ってスゲーなー。でも道具に頼り過ぎると、DIYの楽しさが半減するんだよなぁ。と、これは負け惜しみで言ってみる(笑)

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スターウォーズに出てくるR2D2みたいな形をしています

 

そして悪戦苦闘しながら貼ったタイルがコチラ! 

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作業は大変でしたが、うまく貼れて良かったです〜

 

 素人作業とは思えない出来です。って自分で言うな(笑)

 

無事に目地も入り、これでタイルは完成です!

 

シンクなどを設置する

これは取り立てて書くようなことはありません。だって買って、置くだけだし(笑)

 

強いて言えば、設計をキチンとミリ単位まですることです。通常の生活ではセンチで十分だと思いますが、DIYではミリが基本単位です。それが間違ってると「あー、シンクが入らねー」ってなことになります。

 

くらしの宿Cocoroではお客さんと一緒にご飯を作るし、みんなでガンガン使うだろうということで、業務用のシンクを導入しました。

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業務用のシンクはシンプルで使いやすいですね〜


さらに大人数で作業をすることを想定して、カウンターの反対側にも業務用シンクを入れました。反対側はこんな感じです。

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棚もDIYしてみましたよ〜

 

これにてキッチン完成!

 

実際どんな感じなのかは、来てもらってからのお楽しみです。なかなか使いやすくて、お客さまたちからの評判もいい感じです。

 

ご予約はこちらから

 

よろしくお願いしまーす♪

小さな農家たちと収穫祭《後編》 そしてHさんに変化が…

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。昨日の郡上の最低気温はマイナス1.2℃。うわ〜、早くも氷点下、きちゃいましたよ〜。庭の水たまりが2センチくらい凍ってました…。明日からは台風の影響でしばらく暖かい日が続くみたいですが、今年の冬の寒さはどうなのかなぁ。

 

 

 不機嫌なHさん

そうです。気になるのは、参加者さんの中でひときわ異彩を放つ、チョー不機嫌なHさんのことです。前半はコチラから。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

他の参加者さんがみんなで和気あいあいと作業をする中、子どもちゃんを抱っこして、ちょっと離れた場所から冷めた目で私たちを見ています。3月のワークショップは初日ということもあり、「不機嫌な人だなぁ」と思ったくらいで、特に突っ込んだ話はしませんでした。

 

ただ、実を言うと、私たちがこういう目で見られることって、全く経験がないわけではないんです…。

 

マルシェなどで野菜を販売していると、たま〜にですけど突然こんなことをおっしゃる方がみえるんですよ。経験上、年輩の男性が多いかな。そして最初からなぜかちょっとキレ気味です。

 

「無農薬の野菜? ハァ? そんなもんできるハズがないやろ!」

 

イヤイヤ、それを育てて販売して私たちは生活をしているので、できないってことはないと思うんですが…、とか返答すると、

 

「どーせたいしたことないわ」

 

とか捨て台詞を残して去っていきます…。

 

私たち、ポツーン。

 

説明や歩み寄りの余地は全くありません。でもこれって、有機農業あるあるですよね、同業者のみなさん? アレ? うちだけか?

 

Hさんの目が、そんな時のおじさんの目とまさにとそっくりだったんです。

 

異質なものに対する恐怖感なのか、自分が理解できない物はこの世界から排除したいという感覚なのか。ま、そんなところなのかなぁと勝手に分析しているんですが、有機農業なんてマイナーなことをやってると、時々こんな事件(?)が起こります。 

 

うって変わって上機嫌なHさん

その次にHさんに会ったのは、少し間が空いて6月の田植えでした。Hさんは4月と5月のワークショップには、仕事の都合で参加できなかったんですね。

 

久しぶりに会ったHさんはうって変わって明るくて、前回とはテンションが全然違います。田んぼにもまさかの一番乗りです。

 

「おはよーございます。オレ、なに手伝ったらいいっすか?」

 

とびっきりの笑顔でそんなことを聞いてくれます。足取りも軽く、跳ねるように作業をしていて、全身から嬉しいオーラが全開です! でもその時も「お〜、今日はゴキゲンなんだなぁ」くらいにしか思っていませんでした。

 

その後Hさんとはプライベートでもたびたび会う機会があり、いつの間にか友人になっていました。友だち付き合いをしていても、いつもめちゃくちゃ好人物。でもそうなると余計に3月のあのチョー不機嫌なHさんが気になります。

 

あの時、彼に一体なにがあったのか…?

 

というわけでHさんに聞いてみました

仲良くなったし、まさか今さらまた不機嫌になることもないだろうと思い、痛いところを突っ込んで聞いてみました(笑)

 

「どうしてあの時、あんなにチョー不機嫌だったの?」

 

Hさんの答えは、ぼくの想像のはるか上を越えていました。

 

「田んぼ始めたらサーフィンに行けなくなると思ったんす」

 

話をよくよく聞いてみると、田んぼをやりたかったのは彼の奥さまだったんですね。で、彼女に押し切られる形でワークショップに参加はしたものの、やっぱりオレ趣味のサーフィンに行きたい。でもオレ行けない。オレ不満。オレチョー不機嫌…。

 

って、お前は子どもかっつーの(笑) 

 

それくらい自己管理しなさ〜い、と言ったかどうかは覚えてないんですが、あまりのバカバカしい理由に大笑いさせていただきました。

 

ついでにもう一つHさんに聞いてみました

でも疑問は残ります。6月以降の彼のハイテンションです。相変わらずサーフィンには行けてないハズなのに、どうしてゴキゲンになったのか。

 

「じゃあなんで6月以降は上機嫌だったの?」

 

「5月に種モミをまいたじゃないっすか。それが発芽したのを見て、うわ〜かわいい〜♡って思ったんす」

 

アカン、面白すぎる。

 

何という単純 、いやいや純粋な人なんだ。

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ピンぼけだけどHさんのハイテンションは今も続いています!

 

でもそんな風に人がガラッと変わっちゃうなんて、やっぱり田んぼスゲー! ちなみに畑もスゲーんだよ、ってのはコチラから。 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

そんなHさん一家も、今では立派な小さな農家。ご家族で田んぼをやられています。こういう時、農業ってホントすごいんだな〜と実感します。なかなか人生変えちゃう体験なんてできないですもんね。

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小さな農家は子どもちゃんも大活躍です

そんな体験をぜひ味わって欲しい、と願いながら、毎年ワークショップをやっています。くらしの宿Cocoroでご用意している農業体験も、そんなステキな瞬間を味わっていただきたい、という目的です。

 

でも我が身を振り返ってみれば、私たちも相当単純ですね…。

 

単純だから農家になって、日々の野菜の生長に感激する。単純だから農泊をやって、お客さまとのふれ合いに感動する。単純だから幸せな毎日を過ごしてるんだな〜。 よし、今こそ声を大にして言うぞー!

 

ビバ、単純!

 

そんな単純夫婦に会いに、そしてステキな農業体験をしに、くらしの宿Cocoroに来てくださーい。ご予約はコチラから! 

nf-cocoro.com

 

みなさんにお目にかかれるのを楽しみにしていまーす♪

 

小さな農家たちと収穫祭《前編》 いつも思い出すHさんのこと

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。ここ数日、晴れては時雨、の繰り返しです。岐阜の山間部ってどこもこんな感じなのかなぁ。畑に行こうと思うと雨が降ってきます。雨だしデスクワークだ、と思うと晴れます。よし、じゃあ布団を干そうと思うと、また降ってきます。ん〜、どっちやねん。晴れるか降るか、どっちかにして欲しいぞ!

 

先日、小さな農家の仲間たちと収穫祭を開くことができました。今年もお米が取れて良かったね〜、来年も楽しんで田んぼがんばろうね〜、ってな感じで毎年開いている、お疲れさま会です。

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みんなで持ち寄りで収穫祭!

 くらしの宿Cocoroでは愛農かまどで今年の新米を炊き、畑で取れた野菜たっぷり(でも豚肉は少なめ…)の豚汁を作り、みんなからはご自慢のお料理を持ち寄ってもらいました。郡上に引っ越す前に住んでいた西濃地域からも仲間が来てくれて、とてもにぎやかな収穫祭になりました。あ〜、美味しかった。みんな、ありがとね。

 

 

小さな農家を増やす 

小さな農家というのは、家族みんなで自分たちが食べるお米や野菜を育てようよ、という私たちが取り組んでいる活動です。スーパーで食べるものを買うのもいいけど、自分たちで育てた野菜やお米は、やっぱり格別だよね〜! オーガニックの野菜はちょっと高いけど、自分で育てればスーパーで野菜を買うより安いしね♪

 

そこで私たちは畑や田んぼの技術を、ワークショップ形式でお伝えしているんです。意外にも畑より田んぼの方が簡単で、1年間(約10回)のワークショップで、翌年からは自分で田んぼができる実力がつきます。中にはツワモノがいて、うちでワークショップを受けながら、同時並行に自分で田んぼをやっちゃう人もいます(結果的にはそれが一番学びになります)。

 

私たちは畑や田んぼの楽しさを知っているので、人に会うたびに「農業やれー、農業やれー」と呪文のように唱えています(ウソですけど)。

 

人間、同じことをしつこく言い続けていると現実がそっちに寄ってくるみたいで、ありがたいことに小さな農家が少しずつ増えてきました。詳しくはコチラから。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

で、そんな気の置けない仲間たちとの収穫祭。盛り上がらないわけがありません。

 

でもみんなの話題は田んぼのことばかり(笑)

 

今年の失敗やら成功、来年への豊富、こんなことをしてみたい、あんなことをしてみたい。あー、話を聞いているだけで来年への期待が膨らみます。いやー、今年も楽しかった。仲間たちとこういった時間を共有できるのって、本当に幸せです。

 

田んぼを始めたきっかけ

 私たちが田んぼのワークショップを始めて、今年で6年になります。参加してくれたのは延べで50〜60組くらい、人数にすると300人くらいかなぁ。その中で自分で田んぼを始めちゃった人は、5組。約10組に1組の割合ですね。

 

ところでみなさん、田んぼって素人にはできないような気がしません? 

 

「家庭菜園」はよくあるけど、「家庭田んぼ」ってあまり聞いたことないですよね。実は私たちも農家になった最初の年は、畑しかやっていませんでした。田んぼは難しいと、勝手に思い込んでいたのです。

 

でも妻が言うわけですよ。

 

「お米も育てたいよね」

 

気持ちは分かる。けどやり方が全く分からん…。

 

そんなある日、名古屋で田んぼの有機栽培の講座が開かれるという情報が! よし、コレだー! と思い、さっそく話を聞きに行きました。

 

1時間半の講座でした。40〜50人くらいの人が話を聞きに来ていました。講師は岐阜県白川町(合掌造りの白川村とは別です)の農家、中島克己さんという方でした。当時60代後半だったでしょうか。中島さんは熱く語ります。

 

「田んぼに農薬を使わんようになるとな、虫が増えるんや。これがかわいくてな

 

「今までは農薬を使っとった。でも使わんようになると、いろんな虫がやって来るんや

 

「虫はかわいいぞ 殺したらアカンぞ」

 

わざわざ名古屋まで田んぼの話を聞きに行ったのに、90分のうち50分くらいは

 

「虫はかわいい

 

という内容でした…。技術的な話は10分くらいあったかな、いや、なかった気がするな…。そんな中島さんの話を聞いて、

 

これなら絶対オレにもやれる!!

 

と確信したのです!(笑) 中島さん、スゲー!

 

翌年から田んぼを始める

翌年からさっそく田んぼを始めました。でも中島さんのお話しだけでは、さすがに田んぼはできません。そこで中島さんがお住まいの白川町にあるNPO「ゆうきハートネット」が主催する有機稲作の講座に通い、そこで勉強をしながら同時並行で田んぼをすることにしました。

 

結果的にこれがとても良かったのです。

 

何が良かったかって、私たちのような素人でも1年目からちゃんと田んぼができるんだ、ということが分かったことが良かったです。今まで田んぼはプロの農家(って私たちも一応プロですが…)がやるもので、素人には難しいと思っていたのに、それが大きな勘違いだと分かりました。

 

で、そんな手探り状態で田んぼに挑戦した1年目。結果はなんと大豊作でした! えー、こんなに取れちゃっていいの? とビックリしたのを今でも覚えています。

 

そして周りの人たちももちろんビックリでした。だって無肥料・無農薬で田んぼができるなんて、みんな思ってないからね〜。私たちがどんな風にお米を育てているのかは、コチラから!

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田んぼを始めようと思う人にちょっとアドバイスをしますね。  

 

田んぼをやる上で一番難しいのは、技術ではなく、実は水利権なのです。

 

水利権。読んで字のごとく、水を利用する権利です。地域によっては「よそ者には水は使わせん」というような所も、まだあります。なので田んぼをやりたい方は、水利権をしっかりと押さえる必要があります。

 

それがクリアーになれば、田んぼは誰にでもできます。だってご先祖さまは弥生時代からずーっと稲作をやってきたんですよ。それが私たちにできないハズがないんです。

 

その翌年からワークショップを主催する  

1年目の大成功で調子に乗って、翌年から田んぼのワークショップを始めました!

 

というのは半分冗談、半分本気です。

 

私たちは基本的な技術だけで、初年度にそこそこの成功を収めることができました。それが単なるビギナーズラックではなく、技術に裏打ちされた結果だということも実感できました。

 

ということはですよ、私たちがその技術を伝えたら、みんなが田んぼができるんじゃないの? およ? 家庭田んぼできるじゃん! と思ったのです。

 

そこでプログラムを作りました。そして参加者を募ってワークショップを始めたのですね。私たちにとって初めて主催する、記念となるワークショップでした。最初は参加者さんが集まるかどうか不安でしたが、なんと募集を開始してすぐに満員御礼! オマケにお断りする人まで出てしまいました。

 

ふふふ。みんな、田んぼやりたかったんだね。

 

そしてHさんがやってきた

田んぼのワークショップを始めて数年経った頃のことです。

 

いつものように参加者のみなさんに作業の手順やその意味を説明していました。説明も進行も、もう慣れたもんです。…って、すいません。ウソつきました。いつもバタバタでゴメンなさい(汗)

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Hさんは写っていませんが、その時のワークショップの写真です

3月のことでした。その年にまく種モミを選別する、塩水選という作業をしていた時のことです。参加者さんが輪になってワイワイと作業しているのに、その輪から外れてチョー不機嫌な顔をしている1人の男性がいたのです。

 

最初は怒っているのかと思ったのですが、どうやら違います。言うなれば不審者を見るような目で、私たちや他の参加者さんを見ています。「お前たち、何おかしなことやってんだよ?」的なオーラをバンバン発しながら。

 

私たちのワークショップは、決して安くはない参加費を払ってもらっています。今まで積極的な方はたくさんみえましたが、そんなネガティブな雰囲気をかもす参加者さんは、1人もいませんでした。

 

それがHさんでした。

 

後半に続きます。

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今さらだけど、オーガニックってなんだろう?

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。昨日、今日とイベントがあり、珍しく忙しい時間を過ごしました。楽しかったけど、こういう時ってしっかりとスローダウンする必要がありますね。非日常から日常に早く着地できるよう、数日間は気をつけて過ごそうと思います。

 

いつも挨拶で言ってるんですが、「オーガニックな農泊」のオーガニックってなんだろう? とふと気になってしまいました。

 

ちまたにはオーガニックなものがあふれていますよね。なのでオーガニックのおおざっぱなイメージはありますが、多分人それぞれに違います。

 

なので今さら感満載ですが、私たちが考えるオーガニックって何なのか、ちょっとお伝えしたいと思います。

 

オーガニックって?

有機

無農薬?

無添加

体にいい?

環境にいい?

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ホント、いろんなイメージがありますよね。そしてどれも間違っていないと思います。問題は、イメージが大すぎてオーガニックの本質が見えなくなっていることです。

 

失敗だらけだったオーガニック農業

本業の農業に関して言うと、私たちは最初は有機肥料を使った有機農業、つまりオーガニックな農業をしていました。

 

肥料には化成肥料と有機肥料があります。化成肥料はいかにも化学、有機肥料は自然なイメージがありませんか?

 

たしかに有機肥料と言うと聞こえは良いですが、中身は牛、豚、鶏さんの排泄物=畜糞です。しかも一般に流通している有機肥料は、畜糞を充分に発酵させて堆肥化されていないものが多いです。要は機械で短期間に乾燥させた、ドライド畜糞なのですね。

 

 

この有機肥料を使っているうちに、初めこそうまくいっていましたが、徐々に畑の調子が悪くなってきました…。野菜が上手く育たない。病気が出る。虫が大量発生する。などなど。

 

そこでこれではいかんと思い、有機肥料をやめ、そこから数年かけて手探りで無肥料・無農薬の栽培方法にシフトしていきました。自然栽培とか無肥料栽培と言われる栽培方法です。

 

今まで肥料いっぱいの土で育ってきたのに、いきなり「キミ、今日からご飯抜きね!」とか言われるわけです。そりゃー野菜も戸惑うってーの(笑) あとはタネをF1種から固定種に変えたり、ビニールマルチをやめたり、連作したり、不耕起にしたり、とけっこう大きな改革をいくつもしたのです。

 

当然ですが、切り替え後の数年間はうまくいかなかったです。

 

でも諦めずに続けているうちに、いつの間にか、少しずつ野菜が育つようになってきました。

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野菜が元気に育ってくれると農家は嬉しいのです

野菜が育たない一番の理由とは?

野菜にとってで考えてみると、肥料がなくなったことで環境が大きく変わり、生長が妨げられていたのは間違いありません。数年の間に土が育ってきたことも事実です。

 

でも大事なのは、野菜側の問題ではなく、私たちの方で何が起きたのか、ということです。

 

その時期に私たちにはどんな変化があったのでしょうが? 当時は何かと必死だったので自分たちにも分かっていませんでしたが、今なら当時を振り返ることができます。それは

 

頭でっかちだったから〜♪

 

です(笑)

 

肥料がダメ、農薬がダメ、環境に負荷をかけるものがダメ。

だから無肥料、無農薬、オーガニック。

 

その考え方自体は、極端だけどけっして間違ってはいないと今でも思いますが、問題は私たち自身にありました。

 

そして変化が始まる

当時、私たちは普通に生活を続けていました。「普通に」って分かりづらいですね。ま、現代の一般的な生活、便利で快適な生活だと思ってください。

 

でも目指しているのは、自然に沿った農業なのです。極端に言うと、超燃費の悪いスポーツカーに乗りながら、信号待ちの時だけアイドリングストップをして「エコだぜ」と満足しているような状態です。

 

それではうまく行くはずがないですよね〜。

 

そのために努力した訳ではないけど、何度も失敗するたびに畑や野菜に教えられて、いつの間にか私たちの生活自体が変わってきました。まず最初に減ったのは何を隠そう便利グッズ(笑)、そしてプラスチック類です。

 

最近よくマイクロプラスチックの問題が取り上げられていますが、そんな情報に接するまでもなく、プラスチックは自然界では分解しないし、不自然なのは一目瞭然です。そんなものを使いながら、オーガニックです、ってどう考えてもおかしいですよね(汗) でも当時はその不自然さが、キチンと理解できなかったんです。

 

次に変わったのは食べ物です。

 

スーパーでできあいの食べ物を買うことがなくなり、外食が減り、何とかの素を使うこともなくなり、ほとんど全ての料理を手作りするようになりました。時間はかかるけど、何でも作れるって、実はとても便利なのです。スーパーに行く回数も減るしね。

 

野菜も最初は足りないものを買っていたけど、いつの間にか何でも育てられるようになり、お米と野菜の自給率はほぼ100%になりました。これも自給自足を目指した訳ではなく、気付いたらいつの間にかそうなっていた、という感じです。

 

くらしの宿Cocoroに来てくださったお客さまから「自給自足ってスゴいですね」とよく言ってもらうのですが、全然そんな感じではありません。自分たちが食べるものを自分たちで育てる。これはごく当たり前で、安心したくらしなんです。

 

そして次は服や靴

 

最初はユニ◯ロとか着てたなぁ。今でも持ってるし、時々着てるけど(笑)

 

私たちはもともと流行りには鈍感だったけど、その鈍感さがここへ来てさらに加速しました! 妻が服を手作りするようになり、服を買うことがほとんどなくなったのです。手作りした服は愛着があるので、少々破れたりしても繕って着続けています。

 

たまに服を買うときは、思い切っていいものを買います。いいものって、高級とかブランド品って意味じゃないですよ。作り手の顔が見えるものが多いです。あとはフェアトレードのものとか。

 

そして最後は

 

これは自分たちで好きなようにいじれる家があったことが大きいですが、今まで考えてきたことを具体化する、とってもいい機会でした。その分失敗や迷うことは多かったけど、とてもいい経験ができました! で、どんな感じでDIYしてきたのかはコチラからどうぞ。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

それら個々の変化がいつの間にかミックスされて、くらしという大きな形となって落ち着いてきたのでしょう。

 

で、結局オーガニックってなんなのよ?

オーガニックって、何かの一部ではないんですよね。もちろん流行りではないし、ライフスタイルでもない。

 

オーガニックってね、くらしそのものだと思うんです。

 

そしてその根底にあるのは、人間、動物、虫、野菜、土、風、全てのものが結びついている感覚。そしてもちろん自分もその中にいるという安心感。それがオーガニックなんじゃないかな〜、と。

 

でも これを言葉で説明するのはちょっと難しい。こういうのって体験して、感じてもらうしかないんですよね。

 

とまぁ小難しいことをいろいろ言ってますが、要はこんなくらしもあるんだよ、という提案です。あとはもちろん、くらしの宿Cocoroに泊まりに来てね〜というステマです(笑)

 

ご予約はこちらから! 

 

みなさん、よろしくお願いしまーす。

 

 

 

 

化学物質過敏症の人はどんな家に住んだらいいのかしら?

こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。ここ数日、何だか妙に暖かい日が続いています。寒すぎるのは好きじゃないけど、こういう季節感がなくて妙に暖かいのも、何かイヤ〜な感じです。最近は暖かすぎて、干し柿がうまく干せません。気温が高いと、干した後でカビが生えちゃうんですよね。今年は柿を全部猿に食べられてしまったので、干す干さない以前の問題ですが…。

 

少し前のことですが、くらしの宿Cocoroに化学物質過敏症のお客さまがおみえになりました。今回はその時に思ったことや、くらしの宿Cocoroが気をつけていることなんかをお伝えしようと思います。

 

私たちはもともと無肥料・無農薬の自然栽培をしてきた農家なので、肥料や農薬などの化学物質、食品の添加物などは以前から勉強して、できるだけ避けるよう気をつけてきました。

 

なので同じ感覚で、古民家を改装してくらしの宿Cocoroを始めようと思った時も、建築に使う資材はできるだけ自然素材で、できればオーガニックなもので、とずっと考えていました。

 

「衣食住」のうち、まずは食と住をしっかりと押さえよう、と思ったわけです。

 

とは言え、それまでは建築資材なんて扱ったことがなかったので、使いたいものをその都度一つずつ詳しく調べる、というなかなか手間のかかる作業をしてきました。そして分かったことは

 

建築資材もけっこうグレーですね…

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ガーン!! ですよ。ホント…

 ということです。

 

企業秘密なのか法律上の理由なのか分かりませんが、そもそも内容成分が明示されていないことが、ほとんどなのです。そして「自然素材」「無添加」などといかにも雰囲気よさげに書かれていても、突っ込んで調べてみると、コレ化学物質が含まれてるじゃーん、ということがよくありました。

 

ホームセンターなどで売っている、塗りやすい練りタイプの漆喰。DIYで使われる方も多いと思いますが、あれにもたいてい化学物質が添加されています。塗りやすさと保存性のためでしょうね。

 

じゅらく壁に漆喰を塗った時に、練りタイプの漆喰やシーラーを使わなかったのも、同じ理由からです。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

ちなみに先ほど「建築資材」と書いたのには意味があります。

 

実は農業界にも同じようなことがありました。私が記憶しているのは、1980年前後の、いわゆる「第二次有機農業ブーム」の時です。

 

当時はまだ法の整備がされておらず、どんな野菜でも勝手に「有機野菜」と名乗って、付加価値を付けて販売することができたのです。農薬を使っていることを隠すために、出荷前だけ虫を殺さず、あえて虫食いの穴を作る、なーんて高度な技術もあったようです。果たしてそんな風にうまく行くのかどうかは知りませんが(笑)

 

食べ物の場合は日々口にするものだから、その後、法が整備されましたが(といっても、法整備までに20年近くかかりました)、建築資材はそこまでの緊急性を持ってはいない、というところなのでしょうか。

 

でも私たちは化学物質過敏症を始めとするさまざまなアレルギーは、衣食住すべてに関係があると考えています。ですので改装に使う資材はできるだけ自然素材で、と考えたのです。

 

具体的には床材、壁材、床に塗るオイル、壁に塗る漆喰やペイントなど、家の中で使用する面積が大きいものを特に重視しました。そこから放出される物質は、家の中でかなりの量になります。そして気密性が高い現代の家ほど、当然その影響は大きくなります。

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その時にとてもお世話になったAURO。超オススメです!

信頼のAURO Nr.129です! これは無垢材に塗るワックスなんですが、100%が天然原料(鉱物含む)でできています。オレンジの爽やかな香りも、作業がゴキゲンになります。 普段のお掃除もAUROを使ってまーす。お客さまと一緒にお掃除をすることもあります。

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無垢材の床にオイルを塗るとこんな感じになりまーす

初めて床にワックスを塗った時の写真です。下が無垢のまま、上の方にはオイルがぬってあります。オイルを塗ると木がしっとりするのと、あと木目がとてもキレイに出ます。私たちのDIYを見に来てくれた大工さんが

 

「お〜、ええ色になったなぁ」

 

と喜んでくれたのが印象的でした。

 

反対に、どうしても自然素材でできなかったものもあります。タイルのボンド、目地材、水回りのコーキング材です。これはいくら探しても「これだ!」というものが見つかりませんでした。もしご存じの方がいらっしゃれば、ぜひ教えて下さーい!

 

とまぁ、できる限りのことを考えて、右往左往しながらDIYを進めてきました。ちなみに私たちがどれくらい迷走しているかはコチラからどーぞ! 

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そんなある日、友人から一本の電話が。

 

「友だちが化学物質過敏症なんだけど、泊めてもらえるかな?」

 

おお、イキナリそんなお客さまが来ちゃいますか…。

 

今までそのための準備をしてきたとは言え、具合が悪くなられたらどうしようかと、ちょっとビビる私たち。

 

詳しく話を聞いてみると、久しぶりに実家に里帰りをしたはいいけど、実家の香りや電磁波がキツくて、そこに長時間はとてもいられない。かと言って安心して泊まれる場所もないし、どうしたらいいものかと悩んでいたそうです。

 

しかしまぁ、ビビっていても始まらない。まずは実際にくらしの宿Cocoroに来てもらって、様子を見てから判断してもらうことになりました。当然お客さまからはいろんな質問が出ます。

 

「洗濯洗剤は何を使っていますか?」→石けんです。

「柔軟剤は?」→使ってません。

「シャンプーは?」→オーガニックの石けんです。

「ファブ◯ーズは?」→持ってませんし、使ったこともありません。

「お掃除はどうやってしますか?」→基本的にはほうきと雑巾がけです。

「食べ物は?」→うちで自然栽培した野菜とお米です。

化学調味料とか使います?」→使いません。

「エアコンは?」→ありません。

「テレビは?」→ありません。

Wi-Fiも?」→はい、ありません。

 

いろいろ話をした後のお客さまの感想は

 

「なんかここなら大丈夫そう」

 

いやー、少し安心しました。まずは1泊していただこうということになりました。

 

で、翌朝。

 

「家よりもよく眠れました(笑)」

 

そうですか! それは本当によかったです。結局お客さまはそのまま3泊されました。快適に過ごしていただけたようで、ホッとしました。今までやってきたことが的外れでなかったことにも、安心しました。

 

で、思ったこと。

 

化学物質過敏症の方に古民家っていいんじゃない?

 

理由はいくつもあります。ざっと挙げてみても

 

  1. 建材がナチュラル。
  2. 気密性が低い。
  3. 夏涼しく、冬暖かい。
  4. 電気の配線が少ない。
  5. かわいい♡

 

5は明らかに主観ですが(笑)、それ以外はけっこう本気で言ってます。化学物質過敏症の方が悩まれていることが、これでグッと解決に向かう! と、そこまで思うのは私たちの思い込みかな?

 

あと古民家は夏は涼しいけど、冬は寒いからイヤだな〜、なんてお考えのアナタ。チッチッチ(と人差し指を振る)、実は古民家には天国があるんですよ。それは

 

縁側! え・ん・が・わ〜!

 

昔のじーちゃんばーちゃんは昼間はポカポカの縁側で何か作業をしてましたよね。ネコも昼間はいつも縁側で寝ています。太陽が出ている間は、全く暖房はいりません(ただし縁側から別の部屋に移動するとチョー寒いですが…)。

 

現に今も、縁側でこの文章を書いています。ヌクヌクしてて幸せです。

 

しっかりした大工さんが建てた古民家だと、ひさしの角度が絶妙で、夏は日光をさえぎって涼しく、冬は部屋まで日を通してくれます。

 

もう一つ古民家でよくあるのは、足下から冷えるというものですが、これは床下に断熱材をいれることで、かなり改善できます。

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床を貼る時に一緒に断熱材を入れると足下の冷えが改善されますよ

 

この写真の部屋は元々はたたみだったのですが、それをフローリングに替えました。たたみもいいけど、ダニやほこりが溜まりやすいのが難点です。呼吸器系のアレルギーがある方は、フローリングの方がいいかもしれませんね。

 

とかく敬遠されがちな古民家ですが、実は意外にも現代にマッチしているのでは!? と思う私たちでした。

 

そんな古民家、くらしの宿Cocoroに泊まりに来てくださーい。ご予約はコチラから。お待ちしてます♪

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みんなが知らないお米の作業。そして新米イセヒカリ、販売開始でーす!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。郡上は日に日に寒さが厳しくなってきました。去年まで住んでいたところは、この時期の最低気温は確か6℃くらいだったのですが(それでもしっかり寒かった)、数日前の郡上は、驚きの0.4℃! 結露よけにかけておいたブルーシートに、見事に氷が張っていました。同じ岐阜県なのに、なんだこの違いは!? 人も野菜もビックリです。

 

さて、農家がつたないブログを始めて1ヶ月が過ぎました。ってもう1ヶ月も経ったのか〜。早いな〜。農作業が忙しくなるとなかなか更新できないな〜。もうちょっと頑張らないとな〜。

 

そんなくらしの宿Cocoroのブログですが、アクセス数は1500を突破しました! 

 

って、この数字が多いのか少ないのかは全然分からないんですが、いつもお付き合いをいただいているみなさま、本当にありがとうございます。たまにはみなさんのお役に立てる文章を書きたい、と思っているんですがね〜(汗) いつもいつも駄文を書き散らかすばかりで、ホントすいません。

 

で、タイトルにもありますが、ようやくお米が収穫できました!

 

この勢いで新米の販売をいたしまーす! 

 

お米が取れると、農家って本当に嬉しいんですよ。何より、これで来年もご飯が食べられる、という安堵が一番大きいです。私たちは野菜やお米を買うことがほとんどないので、お米が取れないと翌年食べるものがなくなってしまうのです…。

 

というのはやや大げさですけど、毎年それくらいの気持ちでお米を育てていますよ〜。田植えから稲刈りまでの流れは、コチラの記事をご覧ください。

kurashicocoro.hatenablog.com

 

この時の作業は稲刈りをして稲架(はさ)かけをしたところで終わっているのですが、その後には、こんな作業が待っています。実はこの一連の作業って、みなさんあまりご存じないんですよね。稲刈りして稲架にかけたら満足しちゃうからだな(笑) では順番にご説明しますね。

 

1 脱穀

稲架かけして乾燥させたお米(モミ)を、ワラから外す作業です。

 

稲架かけは晴天が続けば2週間程で終わるのですが、今年は雨が多く、3週間経っても乾燥が不十分でした。秋に雨がこんなに続くのも、本当におかしなことですよね。毎年異常気象の連続だなぁ。この先どうなってしまうんだろう、とよく不安になります。

 

気を取り直して。脱穀はこんな感じで行います。

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足で踏むと胴が回転します。そこへ稲を差し込むとモミが外れるのですね

大豆の時にも大活躍した「足踏み脱穀機」を使って、脱穀します。

 

人力なのでかなり大変です。足でペダルを踏んで、手で稲を持って回転する胴に差し込んでいくのですが、手と足の動きがバラバラなので、初心者さんはちょっと戸惑います。でもいつの間にかみなさん、ちゃんと出来るようになるんですね〜。

 

お米も大豆と同様、脱穀するときもほこりが出ます。マスクをしている人が多いですね。

 

同時進行で機械も使います。これは「ハーベスタ」という機械。

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ハーベスタ」って収穫って意味です。名は体を表す!

このハーベスタ、今ではコンバインに取って代わられて、ほとんど目にすることはありません。でも稲架かけ米をやっている人には必需品です。昭和40年後半〜50年くらいに活躍した機械です。

 

2 選別

脱穀した後は、モミとゴミを分けるために選別をします。

 

これがその選別機。唐箕(とうみ)といいます。

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唐箕は本当に優れもの。あっという間に選別してくれます

写真では見えないんですが、反対側にハンドルが付いていて、それをグルグル回すと風が発生します。その風で軽いゴミを飛ばして、重いモミはそのまま下に落ちる、という仕組みです。

 

単純な仕組みなんだけど、本当にスゴい道具です! 中の仕切り板の角度を変えることで、お米、大豆、ゴマ、なんでも来ーい! なのです。名前から察するに唐(中国)から伝わったんでしょうね。当時はきっと一大センセーションを巻き起こしたに違いない、といつも感心しながら唐箕を使っています。

 

ちなみに先ほど出てきたハーベスタは、脱穀と選別を一気にやってくれます。人力で足踏み脱穀機と唐箕を使うと、モミを30キロ取るのに1時間半くらいかかります。それがハーベスタを使うと、わずか10分ほどで済んじゃいます。そのスピード差、約10倍かぁ。う〜む、機械恐るべし!

 

3 籾すり

脱穀したお米にはまだモミが付いているので、これを籾すりします。

 

これは人力では難しいので、機械を使った作業になります。昔は泥臼(どろうす)という道具で籾すりをしていたのですが、今ではほとんど残っていません。その代わりにこんな大きな機械を使います。

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残念ながら機械に頼っておりまする

ここでようやく玄米になります! 

 

籾すりが終わって、金色の玄米がザーッと袋に流れていく様子を見て、ようやくこれで今年もお米が食べれるなぁと安心するのです。

 

4 収穫祭

そして最後は収穫祭。

 

自然の恵みを神さまに感謝して、みんなでご飯をいただきます。実のところ、神さまでも仏さまでも、なんなら太陽さまでも田んぼさまでも構わないのですが、「恵み」は自分たちの努力だけでもたらされた訳ではない、というところが大事なのですね。

 

ちょっと大きな存在を感じ、感謝を捧げ、ご飯をいただく。自然に沿った農業をやってると、この「恵み」と「感謝」が、ごく自然な感覚として理解できるようになります。

 

とか言いながら、毎年お酒を飲んではダメダメな人になってますσ(^_^;

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ダメダメになったワタクシで遊ぶ子どもたち。親はちょっと引き気味です

 そりゃー子どもも乗るわ! 

 

一年のプレッシャーから解放された日なので多めに見てやってください。

 

5 そして来年へ

 こんな感じでお米の一年が終わっていきます。

 

収穫祭の途中からは、いつも寂しい気持ちになります…。でも翌年の3月からはまた田んぼの準備が始まるので、本当にほぼ一年中、お米に関わっていますね。でも機械がなかった頃は、もっと大変だったんです。新米が食べられるのは年が明けてから、なんて話を聞いたこともあります。

 

私たちがやっている農業は、だいたい昭和40〜50年くらいの農業です。それ以降、機械の大型化が進んで、人間の役割はどんどん機械に取って代わられてしまいます。でも私たちは時には機械の力も借りつつ、やっぱり基本的には自分たちの力で農に関わっていきたいと思っています。

 

機械で短時間にササッと済ませるのも、経営的にはアリですが(というか、むしろそれをしないと農業なんて儲からないしね…)、私たちの場合は農のある「くらし」ですからね。できるだけゆっくりと、楽しさもしんどさもじっくりと味わいながら、日々を過ごしたいのです。

 

そんなお米をくらしの宿Cocoroではかまどで炊いて、食べることができます。かまどで炊いたご飯は本当に美味しいんですよ〜! ぜひ味わってくださーい。

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さっそく新米を炊いてみました! 

郡上で育てた初めてのイセヒカリ。気になるお味は…、やっぱり美味〜い! ってそれしかボキャブラリーないんかい(笑)

 

そして今年はちょっぴり豊作だったので、数量限定で販売もします! 無肥料・無農薬・自然栽培のイセヒカリ。お値段は

 

玄米が850円/kg

白米は950円/kg

 

です。

 

ご希望の方はまずメールにてお問い合わせください。折り返し送料などをお伝えします。くらしの宿Cocoroのメールアドレスは

kurashicocoroアットgmail.com(アットを@に変えてくださいね~)

です。

 

どんな方に食べてもらえるんだろう。ご注文、ワクワクしながら待っていまーす。

 

ネコとくらせば

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。昨日、どうやら初霜がおりたみたいです。「みたいです」というのは、宿の掃除をしてたら日が昇ってしまっていて、霜を確認できなかったからなんですが…。これからは日に日に寒くなっていきます。明日朝の予報はなんと3℃。お〜、もう冬だ冬だ。

 

さて、いつもブログを読んでくれている皆様にだけお伝えしますが、くらしの宿Cocoroには裏コンセプトがあります。それは

 

『めざせ、猫カフェ!』

 

です!!

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猫カフェめざしてトレーニングにゃ


すいません。ウソです。そんなコンセプトありません。

 

私たちはネコが好きで、以前くらしていた揖斐からこちらへネコ4匹と一緒に、郡上に引っ越しをしました。最初は甘く考えてたんですが、ネコって車がむちゃくちゃキライなんですよね(汗)… 郡上への移動の道中、「出せー」「降ろせー」「怖いよ〜」などと、それはそれは大変でした。友人の助けを得て無事に郡上へ引っ越すことができましたが、ネコは車に乗せるもんじゃないですね。

 

今回は私たちと一緒にくらし、くらしの宿Cocoroのお客さまをお迎えしてくれるスタッフでもある、4匹のニャーズをご紹介したいと思います。

 

まずは長老、福乃輔。愛称は「ふく」です。

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オマヌケ隊長の福です。暑いときはこうやってお腹を出して寝ています

たぶん今8歳なので、人間でいうと50歳くらいでしょうか。未だ落ち着くことを知らず、朝だろうが夜だろうが、相変わらず元気に走り回っています。高い声で「ニャニャニョ〜」と鳴きます。時々トイレと間違えて、あらぬところで粗相をしたりもします(泣)

 

次は静かな白黒ちゃん、次男坊のもちです。相性は「チーモ」です。

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ちーもです。食べ過ぎると、時々吐きます…

以前はとっても内弁慶だったのですが、最近はちょっと社交的になってきた、かな。「クー」と鳴きます。夏の間はよそよそしいのに、冬になると人恋しくなって、いつも膝の上にやってきます。今も膝に乗っています。

 

そして暴れん坊の三男、チャイです。愛称は「チャイチャイ」。ちょっとジャイアンキャラですが、まあるい顔の憎めないヤツです。

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床と同化しちゃってますけど、ネコですから

ちょっとおデブなので、ダイエットご飯を食べています。でもいつもほかのネコのご飯を盗み食いしちゃうんだよなー。飼い主の心ネコ知らずです。「ワッキャオ」と鳴きます。

 

そして最後は紅一点、琴音です。愛称は「ことちゃん」。

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女の子だから、やたらとかわいいことちゃん。でもお客さんの前にはほとんど出てきません

ことちゃんは一番ワイルドです。宿周辺のモグラを捕り、鳥を捕り、蛇を捕り、ひたすらワイルドに生活しています。でも最近は薪ストーブの横のソファーがお気に入り。ようやく少しだけ、人と一緒にくらすことに慣れてきたみたいです。

 

私たちはそんな4ニャンと一緒にくらしているのですが、みーんな捨て猫です。福はノルウェージャン・フォレストキャット(でもたぶん雑種)だし、チャイチャイはスコティッシュフォールド(たぶん純血種)、なんですが、どちらも捨てられて数日経っていて、ガリガリにやせていたところを保護しました。

 

あ、正確に言うと、チャイチャイは友だちが山奥で拾って、「お前なら飼えるだろ」と勝手にうちに置いていったんだった(笑)

 

獣医さんによると、チャイチャイは片目に膜が張っているので、売れないと判断したブリーダーが捨てたんだろう、とのこと。福はなんで捨てられたんだろう? ちょっとマヌケだからか!?

 

人間の都合で捨てられたり売られたり。流行りやすたりもありますよね。動物たちには本当に申し訳ないことをしているなぁと、いつも思います。私たちにできることは、縁あって一緒にくらしているネコたちに、少しでも幸せに生きてもらうこと。

 

そして願わくば、くらしの宿Cocoroに来ていただいたお客さまにも、ネコと触れ合って癒やされて欲しい。そんな風に思っています。

 

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お客さま用のソファーで待ってるにゃ

 

以上、何かいい感じでまとめてみましたが、単なる猫バカの独り言でした〜!

 

ネコカフェCocoro(ウソですよ)のご予約はコチラから。

nf-cocoro.com

 

よろしくお願いしまーす。
 

DIYで薪ストーブ設置③ 「こうやって設置するんですね」編

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。ここ数日、日中はとても暖かい日が続いています。薪ストーブの話題なのに、ビミョーに気温と内容がズレてるな…。まぁ、そんな時もありますよね。

 

というわけで気を取り直して、前回からの続きです。どうして薪ストーブを自分で設置することになったのか、についてはコチラからどうぞ。

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

では今回は具体的な設置についてお伝えしますね。

 

 

 

設置ってどうやるの?

薪ストーブって、そもそもどうやって設置するんでしょうか? 

 

技術は多少必要ですが、手順は普通にDIYをするのとなんら変わりません。特別な道具もほとんど必要ありません。通常のDIYをする人なら、ご家庭にある道具だけでだぶん充分だと思いますよ。

 

手順はこんな感じです。

 

  1. ストーブの設置場所を決め、煙突のラインを設計する
  2. 必要なものを買いそろえる
  3. 設置の準備をする
  4. 設置する

 

改めて書くまでもなく、当たり前のことでしたね〜(笑)。

 

ただし、普通のDIYとは大きく違う点が1つだけあります。それは消防署への届け出が必要な場合がある、という点です。これを消防同意と言います。

 

次の一つ以上に該当する場合、消防長の同意が必要です。


防火地域及び準防火地域の区域内にあるもの。
一戸建ての住宅でないもの。
一戸建ての住宅で、住宅の用途以外の用途に供する部分の床面積の合計が延べ面積の2分の1以上であるもの又は50平方メートルを越えるもの。

 

引用)

薪ストーブの常識・非常識 - 薪ストーブ 及び煙突の安全設置技能資格制度運営委員会

 

さいわいくらしの宿Cocoroでは上記に該当する点が1つもなかったので、消防同意は不要でした。

 

何はなくともまずは設計だ

煙突の出し方は、2つしかありません。「屋根出し」と「壁出し」です。

 

前回のブログで

 

「一番理想的なのは、ストーブを部屋の真ん中に置いて、そこから煙突を真上にドーンと立ち上げるスタイルです」

 

と書きました。これは「屋根出し」ですね。でもこの屋根出しは、よっぽどの技術がないと難しいのです。

 

理由を説明しますね。

 

二階建ての家の一階に薪ストーブを設置するのであれば、まず二階の床に穴を空けます。そしてその穴の周りは、厳重に断熱する必要があります。周りが焼けて、そこから火事になっちゃいますからね。まずこれがかなり難しいのです。次に一階から屋根まで垂直に煙突を伸ばします。これも垂直を出す機器がないと、むちゃくちゃ大変です。

 

仮に運良くそこがうまくいっても、その次はDIY界のラスボス、屋根が待っています。屋根をいじるのは本当に難しい…。

 

瓦をどけて、屋根に穴を空け、防水と断熱をし、場合によっては雪対策をし、もう一度瓦を敷かなくてはなりません。瓦職人の友だちに相談したところ、自分でやるのはムリじゃないかなー、工務店に頼んだ方がいいよ、とのことでした。

 

私たちの技術的にも、工事の内容からも、「屋根出し」はムリだな〜。ということで、部屋の真ん中から煙突立ち上げスタイルは却下しました。

 

こうなると選択肢は「壁出し」しかありません。

 

では煙突のラインをどう引くか。時々、煙突を長〜く取り回しているのを見かけますが、できるだけシンプルなラインがオススメです。何より設置が楽です。煙突部品も少なくて済むから経済的だし、あと掃除も楽だしね。

 

ラインのパターンをいろいろ考えてみて、ようやくストーブの設置場所が決まりました。ポイントは横引きと縦引きの比率です。横引きが長すぎると、煙が出て行ってくれません。縦引きが長いときは、煙を引きすぎるので、途中にダンパーをかますなどの工夫が必要です。

 

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DIYに設計図は欠かせません! 苦手だけど作ります

資材をそろえよう

設計が終わると、どんな煙突部品がどれくらい必要かなのが分かります。煙突全体の長さも分かるはずです。

 

必要な部品を書き出して、発注します。直筒は少し余裕をみて、発注した方がいいですね。途中で「あ、足りない」ってなことになると、作業が2〜3日止まっちゃいますから。

 

煙突はホンマ製作所のオンラインショップから購入しました。配送が早いし、メーカーなので、どんな質問にも的確に答えてくれます。さすがメーカーです。こんなサイトです。

 

www.honma-seisakusyo.jp

 

壁に穴を空けちゃいまーす 

ここからは写真を中心にお伝えします。

 

さて、いよいよ煙突を出すために、壁に穴を空けますよ!

 

で、これがちょっとやっかいなんですが、煙突の周りには「メガネ石」という断熱用の資材をはめ込む必要があります。このメガネ石が四角い形をしているので、壁も四角く抜きます。

 

ここを抜きます! ガラスの向こうに見える煙突は、愛農かまどの煙突です。下がって見えるのは、きっと気のせいですからツッコまないように。

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ここに穴を空けちゃいます! 壁よ、ゴメン

 勇気を出していざ突入〜! って、壁に穴を空けるのもこれで3回目。だいぶ度胸がついてきましたよ。DIYでは度胸が大事ですね(笑)

 

壁は中が土なので、はがすときにけっこう土煙やホコリが出ます。マスクは必需品ですよ〜。

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設計図通りの場所を、くり抜いていきます

 表面の砂壁と土壁をはがしたところ。中はこんな風になってるんですね。

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竹小舞といいます。組まれたのはいつなんだろう

 竹小舞、と言って、土壁の基礎になる部分です。この家が建てられたのが65年前なので、きっとその時に組まれたのでしょう。歴史をヒシヒシと感じます。

 

が、これものこぎりでギーコギーコと切っていきます。ああ、無情…。

 

で、作業すること約1時間。ようやく壁が抜けましたー! 穴の周囲にはメガネ石を設置するための木枠を組みました。中から見るとこんな感じです。外のカエデがいつもより美しく見えます。

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空きました! ああ、緑がキレイだな〜

外から見るとこんな感じです。壁にポッカリと穴が空いてますね。

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外から見たところ。壁に穴が空いてるって、不思議な感じですね

いよいよメガネ石をはめ込みます。ドキドキの瞬間だわ〜。

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これがメガネ石でーす

 お〜、ピッタリ! こういう時ってDIYの醍醐味ですよね〜♡


煙突を組む

 

次はそのメガネ石に煙突を通します。コレは穴に煙突をスポッと通すだけなので、簡単です。メガネ石が意外と割れやすいので、こじったりしないように注意して下さい。

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メガネ石に煙突を通したところ。当たり前ですが簡単に通ります

次に、外にドンドン煙突を上に伸ばしていきます。途中何カ所かで煙突を支えます。

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下から上へと伸ばしていきます

高所での作業が続きます。くれぐれも安全には気をつけて下さいね。で、組み上がりました。大屋根の下に入れているのは、雪対策です。

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向かって左が薪ストーブ、右がかまどの煙突です

 

そしてストーブを設置!

 煙突が組めたら、最後はストーブを設置場所まで運んできて…

 

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設置! わーいと盛り上がってるのは私たちだけ?

 

いよいよ煙突と接続します! 

 

意外にも位置は計算通りで、なんの苦労もなくアッサリ設置できました。煙突の垂直もしっかり出てます! きっとまぐれですが(笑)

 

この薪ストーブは重量がわずか70キロしかないので、頑張れば大人2人で運べます。そんな軽さも鋼板製薪ストーブの魅力の1つですね〜。鋳物の120キロとか、どう頑張っても人力ではムリですもん。

 

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ピタッと収まりました〜

 

うん、いい感じで収まりました。小ぶりの薪ストーブなので、古民家とのバランスもいい感じです。

 

ちなみにこの写真に移っている炉台(ストーブの下に敷いている鉄板)と遮熱板(ストーブの後ろの板)も自作しました。購入するとけっこうお高いので、ぜひこれもDIYにトライしてみて下さい!

 

で、ストーブ設置後の幸せ写真がコチラ。

 

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極楽ごくらく。あ〜、幸せだにゃー

 

ぬくぬく〜。ネコ満足♡ って、おーい、それはお客さん用のソファーだぞ。

 

みなさん、くらしの宿Cocoroにぜひ暖まりに来て下さいね〜。ご予約はコチラから。みなさんが来てくれるのを、心よりお待ちしてまーす。

 

nf-cocoro.com

 

 

DIYで薪ストーブ設置② 「大屋さんとMOKIとの出会い」編

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。ここ数日、朝はめちゃくちゃ寒いけど、昼間は暖かい日が続いています。この寒暖差はきっと野菜にもいいはず! 野菜たちよ、本格的な冬が来る前に、よーく育つんだよ〜。

 

さてさて、前回の続きです。薪ストーブを買おうと決めたその続きです。

 

 

薪ストーブは何にする?

 実は薪ストーブは、かなり初めの時点で決めていました。それはコレです!

 

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購入を決める前に、見学に行かせていただきました


kurashicocoro.hatenablog.com

  

長野県MOKI製作所の「MD80Ⅱ」。

 

Ⅱはセカンドと読むのか、ツーと読むのかは、分かりません。どんなストーブなのか、会社の理念は、など詳しくはMOKIさんのホームページをご覧ください。

 

www.moki-ss.co.jp

 

私たちがこのMD80Ⅱを選んだ理由ですが

 

  • ストーブの性能が飛び抜けてスゴいこと
  • 松でも竹でも何でも燃やせること
  • 価格が適当なこと
  • コンパクトでデザインがかわいいこと

そして実はコレが最大の決め手だったのですが

 

  • ある人のブログを読んだこと

です! 

 

実はこのMD80Ⅱニューモデルへの切り替えにともなって、生産中止になっちゃったんですよね〜。でも「ある人」が言うには、このMD80Ⅱがベストらしいのですよ。これはデッドストック狙いで、今しか買えるチャンスはない! うかうかしてたらなくなっちゃう! ということで購入を決めました。

 

お値段はいくらか & どこにどう設置するか

これが最大の難題でした。どこに設置するか、煙突のラインをどう組むか、煙突の種類をどうするか、で予算が全然変わってくるんです。見積もりを取ったところ、下は70万円、上は100万円オーバーでした。

 

一番理想的なのは、ストーブを部屋の真ん中に置いて、そこから煙突を真上にドーンと立ち上げるスタイルです。でもこれが一番お金がかかります。煙突が長くなるのと、屋根からの突き出しや雪対策などに、しっかりとした工事が必要だからです。

 

いくら援助してもらっているとはいえ、そんな予算はありません。そこで先ほどの「ある人」の登場です。こんな方です。

 

www.aikenmakiss.com

 

私たちは大屋さんのブログを読んでとても感動して、買うならMD80Ⅱだ! そして買うなら大屋さんからだ! と思ったのです。

 

買い物をするとき、何を買うかと同時に、誰から買うか、ということはとても大事だなぁといつも思います。このご時世、安い物はいくらでもあふれていますよね。安ければ安いほど満足できる買い物もあるけど、いくら高くてもこの人から買いたい、ということもありますよね。大屋さんはまさにそんな感じの人だったんです。

 

そこでさっそく大屋さんに連絡を取って、MD80Ⅱを買いたい、そしてできるだけ安く設置したい、という要望を伝えました。

 

大屋さんがどんな人なのかを簡単に言うとですね、

ええっと、思い切った人? 

んーっと、振り切った人? 

あ、変人かも? 

 

まぁ、そんな感じの方です(誉めてますよー!)。かなりエッジの効いた人で、普通の代理店の営業マン、という感じでは全然ありません。MD80Ⅱが好きすぎて、それを生業にすべく会社を辞めて起業しちゃった人です。

 

そこでそんな大屋さんに相談をして、どうすれば一番安く設置できるかを一緒に考えてもらいました。そしていろいろと相談した結果、衝撃の提案をされてしまったのです…。

 

衝撃の提案は突然に…

質問や自分はこうしたい、という要望を話していた時です。大屋さんから突然の提案が。

 

「Cocoroさん、いろいろスキルをお持ちだし、DIYで設置したらどうですかぁ?」

 

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まーじーかー!

 

 ううっ、そう来たか。そんな気はしてたけど、やっぱりな…。

 

大屋さんが言うには

 

設計であれ、施工であれ、私が動けば当然お金が発生します。それをできるだけ抑えたいというのであれば、Cocoroさんがご自分でやるのが一番です。こんな提案を誰にでもできる訳じゃないけど、Cocoroさんならできると思うんですよ。分からないところはサポートしますので、やってみたらどうですか?

 

いやいや、そんな大がかりなDIYなんてやったことないし、そもそも薪ストーブの設置なんて素人にできんだろー、と最初は思ったのですが。でもよく考えてみたらこれはひょっとしたらチャンスかも? とチャレンジャー魂がムクムクとわき起こって来ました。

 

なんのチャンスかって? そりゃーもちろんコレですよ! 自分で言ってんだから、逃げる訳にはいきませんよね(笑)

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

そう。失敗のチャンス☆ですよ!

 

『やったこと ないことならば なぜやらぬ』

 

季語はないけど、思わず一句詠んでしまうくらいの勢いです。

 

よ、よーし、じゃあDIYで設置します! と内心ビビりまくりながら返答をしました。決めた以上、ここからは自分を信じて進んでいくしかありません。まー、たぶん失敗はするだろうけど、そんなの想定済みさ。

 

次回は「DIYで薪ストーブ設置」の最終でーす。設置に向けた流れをご紹介。そしていよいよストーブを付けちゃいますよ〜! 

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

お楽しみに〜♪

 

 

 

 

 

 

 

DIYで薪ストーブ設置① 「導入することにしました」編

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。郡上はかなり冷え込んできました。最近の朝は10℃を軽く下回り、数日前は6℃でした! うわー、寒いよー。もう霜が降りそうだよー。

 

去年の冬に考えたこと

去年は引っ越したばかりだったので、石油ファンヒーターだけで冬を乗り切りましたが、空気が乾燥するし、臭いもでるし、やっぱりファンヒーターはあんまり好きじゃない。というわけで、眠っていたアラジンを引っ張り出して、メンテナンスしてみました。

 

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定番のアラジン。かわいいんだけど、古民家にはちょっと力不足かも


アラジンってデザインはかわいいんだけど、どうしても火力が弱いんですよね。気密性の高い家ならこれで充分だと思いますが、古民家にはあまり向いてません。以前に住んでいた築70年の古民家でも、アラジンとガスファンヒーターの二本立てで部屋を暖めていました。

 

その家がなかなかシブくてね、古くて立て付けが悪いもんだから、すきま風がピューピュー入ってくるんですよ。壁も薄かったな。なのでいくら部屋を暖めても、強い風がゴーッとひと吹きすれば、あっという間に部屋の温度が下がってしまう…。ずっと暖めては冷えて、の繰り返しです。おかげで暖房費がけっこうかかったなぁ。

 

でも郡上はそこよりもずっとずっと寒いのですよ! 雪もドッサリ降ります。こりゃーなにか根本的な寒さ対策をしなきゃなぁ、なんて夏の間からずっと考えていました。

 

一番理想的なのは「薪ストーブ」なんだけど

一番理想的なのはやっぱり「薪ストーブ」です。なんといってもハイパワー! そして郡上は森が多いので、燃料である木が比較的簡単に入手できます。うまくいけば無料で手に入ることもあります。

 

くらしの中に炎を灯したい人にはあこがれですよね〜♡

 

kurashicocoro.hatenablog.com

 

しかし薪ストーブにはたいへんに大きな欠点がございます。

 

それはズバリお値段…

 

しかしちょっと悪あがきを。予算もないのに、薪ストーブが導入できないか試算してみましたよ。

 

ストーブ本体はピンからキリまでさまざまです。価格は安い物は数万円から、高い物は数百万円のものまであります。入門用と超高価なものは除外して、実用に耐えうる現実的な薪ストーブの価格は30万円ってところでしょうか。

 

でも薪ストーブは本体だけでは機能しません。そうです。煙突が必要なんですね。この煙突が意外にも高くて、しっかりしたもの(溶接二重煙突)は、だいたい薪ストーブと同じくらいの金額がかかります。

 

そしてさらには業者さんの施工代金。これは設置方法にもよりますが、ごく簡単な場合で10万円くらい、ちょっと大がかりな工事になると30万円オーバー、中には50万円なんてこともあるようです。中古のトラクターが買えますね。って農家じゃなきゃ必要ないか。

 

ということで一番安いケースで計算してみると、

  • 本体 30万円
  • 煙突 30万円
  • 工事費10万円
  • 計  70万円
  • 消費税 7万円
  • 合計 77万円!!

 

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おい待て、どこへ行く?

ハハハ、ムリムリ。そんなお金あるわけないし。

 

ということで薪ストーブ案はアッサリ却下! そりゃそうだよね〜、のハズだったのですが、な、なんとここで朗報が!

 

なんと薪ストーブ導入に向けた計画がスタート

以前にくらしの宿Cocoroに来ていただいたお客さんから、薪ストーブ購入の資金援助の申し出があったのです!

 

たぶん私たちが「薪ストーブ欲しいけど、そんなお金ないし買えないんですよね〜」という話をして、それを覚えていてくれたんだと思います。

 

え〜? そんなことがあっていいの? 

 

降ってわいた話に戸惑う私たち。そんな大金の申し出を「あざーっす」と軽く受けてしまっていいのだろうか? 自分たちで苦労してお金を貯めたほうがいいんじゃないだろうか?

 

お話しをいただいてから1ヶ月ほど悩みました。でもお客さんいわく

 

「ネコちゃんたちが暖かく過ごせますように」

 

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営業活動、頑張りましたにゃ! 

 

と。そっか、ネコたちのためなのか〜。よし、ここはお言葉に甘えよう。そして利益を出して、ちゃんととお返しをしよう。

 

この時点から、薪ストーブ導入に向けた計画がスタートしました!

 

 なぜ薪ストーブが必要なんだろう?

一番最初に真剣に考えたのは、薪ストーブがどんなくらしを私たちやお客さんに与えてくれるだろうか、ということでした。

 

私たちが薪ストーブに求めている要素をいろいろ考えてみて、まずはそれを整理してみよう。そうすれば私たちが薪ストーブを買いたい理由が、もっとハッキリと見えてくると思いました。

 

  • 単なる暖房?
  • 宿の雰囲気作り?
  • くらしを彩るもの?
  • 実はお料理に使いたいとか?
  • ええっとインテリア?
  • もしかしてステイタス? 

 

などなど、思いつくままにいろいろと出ましたが、最終的には

  1. 暖房器具 
  2. 森林資材の有効活用 
  3. お客さんへのくらしの提案

の3つが残りました。それが私たちが薪ストーブに求めているものだったのですね〜。

 

どんな薪ストーブが必要か

では次に、その3つの条件を満たすストーブについて調べます。

 

①は楽勝です。ぶっちゃけ薪ストーブなら、どれでもOKです。ストーブなので、暖めてくれるのは当たり前ですよね(笑)

 

③についても、くらしの宿Cocoroに数百万円の薪ストーブはどう考えても分不相応ですが、宿と薪ストーブのコンセプトがマッチしていれば、かまど同様、お客さまへのくらしの提案として成立します。

 

問題は②です。通常、薪ストーブは燃やせる木がだいたい決まっています。

 

一番いいのは広葉樹で、堅くて火が長時間もつもの。その中でもナラ、クヌギ、カエデなんかが特に好まれるようです。高価だし炎もキレイだと言われていますが、燃やしたことないので知りませーん。

 

次に針葉樹、杉やヒノキですね。これは探せばいくらでも手に入ります。でも柔らかくて燃え尽きるのが早いので、大量にストックしておく必要がありそうです。

 

あまり良くないと言われているのは松や竹。油分を多く含んでいるので、燃やすとストーブ内の温度が一気に上がってしまい、故障の原因になるからです。

 

 郡上で一番手に入りやすい木は、なんと言っても針葉樹です。たまに広葉樹もありますが、定期的にある程度まとまった量を、ということだとやはり針葉樹。

 

一般的に薪ストーブと言えば、みなさんは鋳物でできた、どっしりしたものを思い浮かべると思います。溶けた鉄を型に流し込んで作るのが鋳物です。それとは別に鋼板を溶接で貼り合わせたものがあります。

 

鋳物製は広葉樹を燃やすのが得意です。でも鋳物製で針葉樹を燃やす時は、温度が上がりすぎないよう、技術と注意が必要です。それに対し、鋼板製は、燃やせる木の幅が広く、温度変化にもそれほど気をつける必要はありません。機種によっては竹までガンガン燃やせるものもあります。

 

鋳物は暖まりにくいけど、冷めにくい。鋼板製は暖まりやすいけど、すぐ冷える、という特徴もあります。そして鋳物は本体重量が100キロを優に超えますが、鋼板製は80キロ以下のものも存在します。

 

くらしの宿Cocoroでの使い方を考えてみると、

  • いろんな木を燃やせること
  • すぐに暖まること
  • オフシーズンは片付けておけること

これはどう考えても鋼板製ですよね。というわけで、鋼板製薪ストーブに決定です!

 

自分たちでいろいろと調べたり、鋼板の薪ストーブを使っている友だちの家に遊びに行って使い勝手などを聞いたりして、購入する機種を絞っていきました。

 

鋼板製薪ストーブのもう一つのメリット

鋼板製に決めたのには、実はもう一つ大きな理由があります。それは鋳物製に比べて、薪の使用量が少ないこと。一般的には鋳物製の5分の1(実際には3分の1程度らしいですが)で済むと言われています。

 

愛農かまどを作ろうと思った時、私たちがいいなと感じたのは、できるだけ少ない木でご飯が炊けるという点でした。

 

なぜか? 

 

1人1人が燃料の消費量を抑えることができれば、結果的にたくさんの人が限られた資源を使うことができるからです。

 

そこにあるから、という理由でみんなが資源をバンバン使っていたら、やがてそれが枯渇することは誰にでも分かりますよね。いくらそこにあっても、やっぱり1人1人の使用量は減らしていきたい。そういう点からも、やっぱり鋼板製だな、となったわけです。

 

私たちがどんなメーカーの薪ストーブを選んだのか、についてはコチラからどうぞ!

 

kurashicocoro.hatenablog.com